V.Iの性接待に“法人カード”が使われていた? 事務所が多額の宿泊経費を黙認した疑い

2019年04月25日 話題 #V.Iスキャンダル

法人カードとは、経費の透明性を高めるために法人名義で発行された、“信用のクレジットカード”だ。

元BIGBANGのV.Iによる“性接待疑惑”が表面化している中で、前所属事務所YGエンターテインメント(以下、YG)に対して責任を問う声も上がっている。

V.Iに浮上した犯罪容疑への関与に対して一線を引いてきたYGだったが、再びV.Iによって尻尾を掴まれることとなった。V.Iが2015年の接待時にYGの法人カードを利用していたというのだ。

警察は、V.Iとユリホールディングスの前代表ユ・インソクが、2015年に性売買を斡旋したとして調査を続けてきた。現段階で、同事件に関与したと見られる女性17人に対して取り調べを行ったという。売春、及びそれを斡旋したとされる女性たちの大半は性接待容疑の事実を認めており、世間はV.Iの捜査に対して今一度関心を寄せた。法人カードの利用は、今回の捜査の過程で明らかになったという。

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V.Iは日本人投資家への接待に向けて10人余りの女性を動員した当時、3000万ウォン(約300万円)にのぼる宿泊費をYG名義のカードで決済した。警察は売春女性らを管理する40代女性に送金したとされる明細の内訳を確保し、これを確認したユ前代表は容疑を認めたという。

しかし一方で、V.Iは宿泊費の決済を認めながらも「売春が行われたかは不明」とし、容疑そのものは否定した。

V.Iに対する捜査過程でYG名義の法人カード利用が確認され、アーティストだけでなく芸能プロダクションに対してもモラル・ハザード(moral hazard、倫理の欠如)問題が提起されている。

“名義は法人、負担は個人”と事務所側

YG側は当該の法人カード決済について、「V.Iが2015年に利用したとされる法人カードは、業務に関係なく発生した個人的な費用をすべてV.Iが負担し、その後決済されたカード」とし、再び事件に対して一線を引いた。

V.Iが利用したカードは、“法人カード”ではなく“法人名義の個人記名カード”だという。

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