俳優パク・ヒスンが『マイネーム:偽りと復讐』を通じて、自分の名前を知らしめたいとの思いを語った。
パク・ヒスンは10月22日に行われたNetflix『マイネーム』のオンラインインタビューで、「『マイネーム』を通じての希望があるとしたら、私の名前を知られたいということだ。私を好いてくれる人も、“パク・フィスン”と思っている人が多い。マイネームはパク・ヒスンだ。『マイネーム』を通じて得ることができる小さな希望があるとしたら、私の名前を見つけてほしい」と、ユーモラスに話した。
パク・ヒスンは『マイネーム』で、韓国最大の麻薬組織トンチョン派の冷徹なボス、チェ・ムジン役を引き受けた。
パク・ヒスンは「悪役だが、複合的な感情があった。裏切りと憤怒と悲しみと罪悪感があった。演技が難しかった。複雑な感情を抑えながら演技した。演技をしながら初めてモニターを見たのだが、ハン・ソヒの顔があまりにも悲しく見え、パク・ヒスンとなった。それでその場で泣いた。これ以上できないほど、あまりにも大変で、NGを出した。その感情があったので、最初から最後まで演技することができた」と、撮影当時を思い出した。
続いて彼は、「ムジンが冷たいだけの役割だったらやらなかったかもしれない。複雑で困難な役割だったので選択した。観客たちの様々な解釈が生じる豊かさが、この作品の面白さだと思う」と説明した。
女優ハン・ソヒとの最初の出会いについては、「まずアクションの練習をしているという話を聞いて、アクションスクールを訪ねた。訪れる前は、テレビで見た、か弱くて可愛い広告から飛び出してきたようなイメージだと思った」と話した。
続けて「(アクションスクールに)行って見たのだが、びっくりした。練習を始めてから10日ほどだったのに、ボクシングする姿勢が正確だった。男でも10日間練習するのは難しいことだ。運動をやったことがないという子が上手くて、本当に驚いた。練習中の顔を見て、幸せそうに、楽しそうにしていると思った。汗を流している姿が可愛く見えた。その後はソヒの顔が可愛いと思ったことはなかった。仕草や演技や心遣いが可愛かった。そのときから偏見なく、同僚俳優と考えた」と褒めた。
ハン・ソヒはパク・ヒスンをはじめ、『マイネーム』で活躍した俳優たちを“トクスリ(ワシ)5兄弟”と呼ぶほど親しく過ごした。パク・ヒスンは「ハン・ソヒははつらつとした魅力があり、私は本当の兄のように接した。それでたまに争ったりもして、そんな姿が良かった。大きい兄として、微笑ましく眺めた。集まりがあるときも、私がついてこいと言うのではなく、各自が提案をした。それで家にも行ってみた。互いに自分がいないシーンでも、心配し合う間柄だった」と、撮影現場の雰囲気を伝えた。
Netflixシリーズ『マイネーム:偽りと復讐』は、父親を殺した犯人を見つけるために組織に入った「ジウ」(演者ハン・ソヒ)が別の名前で警察に潜入した後、向き合う冷酷な真実と復讐の物語を描いた。去る10月15日に公開された。
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