俳優キム・ソンホの私生活を暴露した元恋人が「気が重い」と、自分とキム・ソンホの話が拡大解釈されて再生産されないことを願うと、新しい立場を明らかにした。
詳細で赤裸々な暴露の末に変化した彼女の言葉に、一部からは「信じられない」との声も上がっている。いずれにせよ元恋人同士のことは当事者同士で謝罪をし合いながら解決したようだ。ただ、傷跡は相変わらず残っている。
キム・ソンホの私生活をめぐる論議は、去る10月17日、とあるオンラインコミュニティに“俳優K”の恥知らずな実体を告発するという暴露文が投稿されてから始まった。
この文章を書いたAさんは、自分を俳優Kの元恋人とし、俳優Kが結婚を約束しながら中絶するよう強要したと主張した。加えて俳優Kが周囲の人々の悪口を言うなど、人格的な問題にまで言及し、自分が俳優Kと付き合いながらどんな犠牲を受けてきたかについて書いた。非常に具体的で赤裸々な内容は、見る人々に衝撃を与えた。
その後、俳優Kがキム・ソンホではないかとの疑惑が浮上し、論議が大きくなると、Aさんは「俳優K=キム・ソンホ」を間接的に認めた。
コミュニティにAさんが「俳優Kはキム・ソンホではないと書いた」という話が出てくると、Aさんは「どんなコメントも書いたが、削除したことはない。フォトショップを使ってまで、私のコメントと詐称する意図が多分に気になる。この文章だけで、その方がわかるはずだ。作成者である私は再び申し上げるが、そのようなコメントを書いて削除したことはない。(証拠となる)写真を上げろというが、それは難しくない。ただ法的な理由のために上げていないだけだ」と語った。
最終的にキム・ソンホは、議論が浮上してから3日後の10月20日、所属事務所を通じて「その方と良い感情で付き合っていた。その過程で、私の不覚と思慮深くない行動で、その方に傷を与えた。その方と直接会って謝罪を先にしたかったが、今はまともな謝罪を伝えることができず、その時間を待っているところ」とし、「不足している私のせいで、作品と一緒にしてくれた多くの方々、すべての関係者の方々に迷惑をかけて申し訳ない。傷を受けたすべての方々に、心から謝罪したい」と公式立場を明らかにした。
キム・ソンホの公式立場発表後、Aさんの立場にも変化があった。
Aさんは「私の文章によって多くの方々に、意図しない被害を与えてしまったようで申し訳ない」と謝罪し、「私とあの方はいずれも心から愛し合っていた時間があるが、私の一部の過激な文章によって、一瞬で崩れ去る彼の姿を見て、私も心が良くない」という文章を新たに投稿した。
続けて「あの方から謝罪を受け、お互い誤解した部分があったようだ」とし、「これ以上、事実と異なる内容が広がったり、彼の話が拡大再生産されたりしないことを望む。今回のことで、多くの方々に大きな被害を与えたようで心が重い」と付け加えた。
本人の表現を借りれば、一部の過激な文章に対して申し訳ない気持ちを感じており、「心から愛し合っていた時間」を思い出した。それとともに心が重いと伝えた。当事者たちの話が再生産されないことを望むとの思いまで伝えた。
しかしAさんがキム・ソンホの謝罪を受け入れ、誤解があったと自分の原文を訂正したこととは別途に、キム・ソンホのイメージはすでに大打撃を受けた。「彼の崩れる姿に心が良くない」というAさんの発言が色あせるほど、キム・ソンホの“作品降板リレー”は続いており、現在進行形だ。
Aさんは立場の変化に加え、法律代理人を選任し、自分の“正体暴き”を自制してほしいと明かした。Aさんが感じた心理的な負担が、彼女の立場の変化に影響を及ぼしたという見方が強い。
Aさんの法律代理人側は、「Aさんの身元に関する虚偽事実に基づいた非難、さらに身辺の脅威まで絶えず続いている。これによりAさんは、日常生活が困難になるほど深刻な精神的苦痛を訴えている」とし、「Aさんの保護のために最善を尽くし、Aさんと関連した悪意のある内容の報道、投稿、コメントなどに対しては可能なすべての法的措置を取る予定だ」と強調した。
(記事提供=OSEN)
◇キム・ソンホ プロフィール
1986年5月8日生まれ。2009年に演劇『ニューボーイングボーイング』でデビューして以来、演劇界で俳優としての実力を積み重ねてきた。その後活動範囲を広げ、2017年には『キム課長とソ理事』でドラマデビューを果たす。同年のドラマ『トゥー・カップス~ただいま恋が憑依中⁉~』では魔性の詐欺師コン・スチャン役を好演し、「MBC演技大賞」で「新人賞」と「優秀賞」の2冠を達成した。2020年のドラマ『スタートアップ: 夢の扉』に出演し、韓国だけでなく、日本でも人気を集めた。
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