「世の中は止まったと思っていたが、少しずつ前に進んでいます。すべての選択肢は変化の始まりだと信じています」。
BTS（防弾少年団）が「未来世代と文化のための大統領特別使節」の資格で第76回国連総会に出席し、未来世代の考えと話を全世界に伝えた。
BTSは9月20日21時（米時間8時）に開催された国連総会特別行事「持続可能な開発目標（SDGs）」に若者世代を代表して登壇した。
2018年、2020年に続いて今回で3度目の演説となったBTSは、今度は未来世代の声そのものを全世界に伝えるメッセンジャーとしての役割を自任し、メンバー全員が韓国語で演説した。
国連総会で開かれた「持続可能な開発目標（SDGs）」の開会式で演説した文在寅（ムン・ジェイン）大統領の紹介を受け、演壇に立ったBTSは、豊かな自然と撮った写真、気候変動など環境に対する未来世代の考え、新たな方式で友達と会い、勉強を始め、より健康に生きていくために努力する人々の話を紹介しながら共感し、感嘆した。
BTSは勇気を出して挑戦を続けている未来世代の話に「コロナによる“ロスト・ジェネレーション”ではなく“ウェルカム・ジェネレーション”という名前がふさわしい。変化に怯えるよりはウェルカムと言いながら前に進んでいく世代という意味」と強調。
そしてワクチン接種の重要性についても言及し、「すぐに顔を合わせて会える日も遠くない。すべての選択は変化の始まりだ。新たに始まる世の中で、お互いに“ウェルカム！”と言えればいい」と演説を締めくくった。
また演説以外にも特別なパフォーマンスも世界の人々の注目を集めている。メンバーたちは国連総会の会場からスタートし、ロビー、庁舎エントランス、芝生の広場を次々と歩き回りながら、『Permission to Dance』を熱唱した。
黒いスーツ姿のBTSは、終始明るく軽快なパフォーマンスを披露。7人のメンバーがそれぞれ異なる国連庁舎の出入り口から登場し、野外へと舞台を移したあとには、『Permission to Dance』特有の自由奔放ではつらつとした魅力がいっそう際立っていた。
青々とした広場で繰り広げられた曲の後半部には、数多くのダンサーたちも参加してよりにぎやかに。BTSはダンサーたちとともに「楽しい」「踊ろう」「平和」を意味する国際手話を活用した振り付けで、第76回国連総会の華々しく彩っていた。
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