Netflix新作『イカゲーム』の見どころは?極限のサバイバルに込められた「メッセージ」にも要注目!

9月10日、Netflix側が新作オリジナルシリーズ『イカゲーム』の見どころを公開した。

【写真】主演俳優が「別次元の恐怖」を告白した『イカゲーム』とは

同作は、賞金456億ウォン(約45億円)がかかった謎のサバイバルゲームに参加した人々が、勝者を目指して、命をかけた極限のゲームに挑む物語。

映画『天命の城』(2017年)、『あやしい彼女』(2014年)、『トガニ 幼き瞳の告発』(2011年)など、ジャンルに囚われずに新しい物語を披露してきたファン・ドンヒョク監督が、長い間構築してきた想像力の集大成だ。

ファン監督は幼い頃に経験した遊びと極限の競争に追い込まれる現代社会の接点を見つけ、具体的なアイデアを練り始めた。豊かに暮らすために作られた資本主義が、むしろ人間の本質と人間性を毀損する皮肉に注目し、幼い頃の遊びを極限のサバイバルゲームに変えることで劇的な対比させた。

(写真=Netflix)

巨額の賞金を獲得するためゲームに身を投じる参加者たちの奮闘が、全9話を通して極度の緊張感を与え、視聴者をも追い込む。

「イカゲームはファン・ドンヒョク監督が提案する新しいジャンルだ。最も彼らしいプロジェクト」と語ったイ・ジョンジェ(ギフン役)の言葉通り、独特な世界観とメッセージが世界中の視聴者に新鮮な衝撃を与えるはずだ。

456人の参加者たちは、他人はもとより自分を信じることもできないゲームの中で挫折と競争を繰り返しながら前に進む。

イ・ジェンジョは「今の仲間が次は敵となり、敵だった人が仲間になる。ゲームに参加する人々の中で変化し続け、変わる心」を見どころとして挙げた。

チョン・ホヨンも「『イカゲーム』は人に対する物語だ。年齢、性別、国籍の違う人々の物語を追っていくと面白いはず」と言い、善と悪で区別しにくい人々の心理と活躍を見どころに挙げた。

(写真=Netflix)

最後は、『イカゲーム』でしか見られない一風変わったビジュアルとダイナミックな音楽だ。

チェ・ギョンソン美術監督は参加者たちの現実とは相反するメルヘンな未知の世界を具現化した。参加者たちがおかれかれた現実は命を担保にする殺伐とした競争だが、彼らのいる空間は幼少時代の思い出と多彩な色合いで飾られている。

また、参加者たちが着る緑色のジャージと管理者たちのピンク色のジャンプスーツ、真っ白な控室など、大胆な色彩が極端な状況をさらに際立たせる。

(写真=Netflix)

「撮影スタジオに小さなビジュアルが隠されている。そういう細かいディテールがとても素敵だった」と言うチョン・ホヨンの言葉通り、『イカゲーム』の象徴である丸や三角、四角の図形から小さなオブジェといった、隠された暗号を探してみるのも作品を楽しめる1つの方法だ。

また、映画『パラサイト 半地下の家族』『オクジャ』の音楽を担当したチョン・ジェイル音楽監督は思い出とクリシェが入り混じった音楽で『イカゲーム』の皮肉を極大化させる。

ドラマファンの期待を集めている『イカゲーム』は、来る9月17日から190カ国のNetflixで配信開始。

(写真=Netflix)

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