女優転向に成功のハン・スンヨン、KARA時代に感じた“虚しさ”とは?「いつもお腹が空いていた」【インタビュー】

2021年09月02日 話題 #韓国映画 #KARA

KARA出身の女優ハン・スンヨンが9月2日、オンラインインタビューを通じて女優業への愛情を表した。

【写真】スンヨンが披露した“極細ウエスト”

この度、自主映画『Show Me the Ghost』(原題)に主演したハン・スンヨン。同作は家に幽霊がいることを知った20年来のイェジ(演者ハン・スンヨン)とホドゥ(演者キム・ヒョンモク)が、幽霊よりも怖い韓国・ソウルの物価に立ち向かって幽霊退治に乗り出す退魔コメディ映画。「第25回富川国際ファンタスティック映画祭」で「NH農協配給支援賞」「長編俳優賞(キム・ヒョンモク」の2冠に輝いた。

「受賞作が発表された日、すごく嬉しかった」と振り返る彼女は、「(2冠達成を)すごく自慢したかった。やり甲斐を感じる」と言う。また、「両親も生中継で賞を取る姿を見てくれて、一緒に喜んでくれた。その日、20万ウォン分の牛肉を食べた(笑)」と語った。

同作に出演を決めた理由については「イェジの温かいお節介と熱くて真っ直ぐな心に共感したから」という。そして「私とのシンクロ率は、95%ほどだと思う」と述べた。

(写真提供=YGエンターテインメント)

アイドルから女優に転向したハン・スンヨンは、着実にキャリアを積んでいる。

「デビューして14年~15年目になるが、役者として半分ほど過ごした。アイドル活動の時より役者として定着するのが遅いんじゃないかと思ったけど、この作品を通じて褒められて嬉しい。あの日、涙が出そうだった(笑)」

アイドルと女優生活の違いについても語った。

「アイドルの時は自分を追い詰めた。痛い時は注射を打ち、疲れたら点滴を打ってステージに上がった。私の精神的な部分に配慮せず、ステージのためだけの生活をした。一方、女優生活は違う。(演技を通じてだけど)感情表現ができる。昔は歯を食いしばって生きていたので自分の感情を表すことがぎこちなかった。お芝居をしながら『大丈夫かな?』と思ったりも。怒る演技が難しいとも感じた」

(写真提供=YGエンターテインメント)

かわいいと言われても「虚無感」

また、ダイエットに励んでいたアイドル時代をこう振り返る。

「『ミスター』当時、(3食食べられず)いつもお腹が空いていた。その日の最初のご飯が夜10時の時もあった。でも、ああいう生活は女性にとってよくない。『Mamma Mia』の時なんか、体重が人生最低だった。みんな『かわいい』と言ってくれたが、私は虚しさを感じた。肌も荒れ始めたし、アレルギーがひどかった。今は良く食べているし、前より健康になった。女優業をやりながら健康になったことが良い」

「アイドル出身の女優」だからこそ抱える悩みもあるという。

「他の方はどう思うか分からないが、個人的には『私ダメかも』という考えにとらわれることが多かった。これからもそうかもしれないが、ネガティブな考えは誰でもできる。だから余裕を持って長い目で見るつもりだ。立派な授賞式で賞も取りたいけど、焦らないようにしている」

ハン・スンヨンが主演する『Show Me the Ghost』は、韓国で9月9日に公開される。

(写真提供=YGエンターテインメント)

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