9月1日、Netflixオリジナルシリーズ『D.P. -脱走兵追跡官-』に主演した俳優チョン・ヘインのオンラインインタビューが行われた。
『D.P.』は、脱走兵たちを捉える“脱走兵追跡官”、通称「D.P」に任命された二等兵のジュンホ(演者チョン・ヘイン)と上等兵のホヨル(演者ク・ギョファン)がさまざまな事情を持つ人々を追いかけながら現実に向き合っていく物語。
脱走兵追跡官という馴染みのないテーマで大ヒットしたキム・ボトン作家のウェブ漫画『D.P. 犬の日』(原題)の実写ドラマ化である。
チョン・ヘインは劇中、二等兵からD.P.に生まれ変わるアン・ジュンホを熱演した。
もどかしい現実から逃げるように入隊したジュンホは、皮肉にも軍隊から逃げた人を追うことになる。跡形もなく消えた脱走兵の行跡を追ううちに、彼らが逃げざるを得なかった過酷な現実と向き合う。
そんなジュンホに扮して新しい姿を披露したチョン・ヘイン。出演を決めた理由について、次のように語った。
「原作のウェブ漫画を読んで、物語が与える大きな力を感じた。監督と話し合ううち、撮影は大変だろうけど楽しく頑張りながら作品を作れそうな気がした。そういう確信があった。僕に厚い信頼を寄せてくださって迷わず選ぶことができたし、監督もこの役は最初から僕のことを念頭に置いたと言ってくださった。最初のミーティングで熱意が感じられ、『僕がやらないと』と思った」
『D.P.』は配信開始から3日で韓国Netflixの「総合TOP10」で1位を記録し、海外でも大きな関心が寄せられている。
チョン・ヘインは「1位になったのが信じられない。韓国だけでなく他の国でも共感を得ていると聞くが、おそらく軍隊が社会の縮図だからではないだろうか。僕は周りの仲間や俳優先輩たちにお祝いのメールをもらったことがなかったが、最近たくさん送られてきて人気を実感している」と笑った。
軍畢(グンピル/兵役を終えた人のこと)の人たちがこのドラマを見てPTSD(外傷後ストレス障害)を発症させたという反応には、「それだけリアリティが高く、実際に経験された方々がいろんなことを思い出したのだと思う。作品をしっかり見ていただいた証拠だと思う」とし、「個人的にも兵役時代の気持ちが浮かび上がった」と付け加えた。(つづく)
(記事提供=OSEN)
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