Netflix『わかっていても』が本日(8月21日)最終回…この淡々としたドラマにハマる人が多いのはなぜ?

2021年08月21日 テレビ

8月21日、女優ハン・ソヒと俳優ソン・ガンが主演するドラマ『わかっていても』が、いよいよ最終話を迎える。2人の若者は、最後のページをどのように仕上げるのだろうか。

【写真】ハン・ソヒ、驚きの過去写真

Netflixで配信中の『わかっていても』は、愛は信じられないけど恋愛はしたい女ユ・ナビ(演者ハン・ソヒ)と、恋愛は面倒でもときめきたい男パク・ジェオン(演者ソン・ガン)のロマンスを描いたドラマだ。

先週放送された第9話でユ・ナビとパク・ジェオンは、互いに惹かれ合いながらも感情の溝を深めてしまった。そこにユ・ナビだけを見つめるヤン・ドヒョク(演者チェ・ジョンヒョプ)まで加わり、ユ・ナビが最後にどんな選択をするのかが気になる。

(写真提供=JTBC)

なぜ『わかっていも』は魅力的なのか

そもそも『わかっていても』は、前作で人気俳優の仲間入りを果たしたハン・ソヒとソン・ガンがキャスティングされた当時から大きな話題を集めた。

主演2人が原作ウェブ漫画との高いシンクロ率を予感させ、そこにチェ・ジョンヒョプ、ヤン・ヘジ、イ・ホジョンと幅広い魅力を持つ俳優が加わり、ハイパーリアルな20代の愛、青春、友情を淡々と描き出した。

愛だからといって、ひたすら美しいわけではない。劇中、ユ・ナビは元ボーイフレンドに傷つけられ、パク・ジェオンによっても混乱を起こす。そんなパク・ジェオンは深い人間関係を苦手とする人物だ。そのように本作は、絶対的な善も悪もない、複雑で絶妙な人間の感情を繊細に描き出している。

また、劇中かけがえのない女同士の親友として描かれたユン・ソル(演者イ・ホジョン)とソ・ジワン(演者ユン・ソア)は、回を重ねるごとに友達以上の雰囲気を漂わせ、第9話ではお互いの心を確認して恋人関係に生まれ変わった。

同性愛だからといって刺激的に描かず、性別を離れた人間対人間として描いたことで、多くの共感を得た。ユ・ナビはユン・ソルとソ・ジワンの関係を知っても、驚いたり恐れたりすることなく、そのまま受け入れて祝福し、ドラマに温かさをもたらした。全10話と短いドラマだが、本当に様々な人間関係が描かれている。

韓国では週1回の放送、しかも23時からという難しい条件だったため、視聴率は1%台(ニールセンコリア、全国基準)にとどまり、物足りなさは残る。しかしNetflixでは常に人気コンテンツにランクインし、話題性を証明した。何よりも主人公として前面に出たハン・ソヒとソン・ガンは、もはや注目される新鋭ではなく、堂々とした主演に成長したという評価を受けている。

(画像提供=JTBC)『わかっていも』

制作会社であるBEYOND Jのチョン・アルム代表は、「最初に『わかっていても』のウェブ漫画を見て、“お約束”がまったくない、本当に最近のリアルな愛の話だと感じた。だから監督、作家と決して忘れないようにと互いにチェックし合ったことは、ウェブ漫画にない刺激やドラマ的な設定を絶対に入れないということだった」とし、「原作にはないソルとジワンの(同性愛)カップルを追加するときも、他の異性間の恋愛と何も変わらないように扱うことがポイントだった」と説明した。

続いて「私たちが考えている『わかっていても』の最大の魅力は、2021年現在の大学生の愛、未来への不安、夢などをわざと美化したり、刺激を入れたりせず、淡々と描いたという点」とし、「だから視聴者によって、自分の話のようでもあり、自分の過去の恋愛の話のようでもあるといった様々な感情を引き出せたと思う。共感が最大のキーワードであるようだ」と分析した。

『わかっていも』の最終話は、韓国JTBCで8月21日23時に放送される。韓国放送終了後、Netflixでも配信される予定だ。

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