芸能人カップルは、この上なく美しくて神秘的だが、これほど大衆の錯覚と誤解を多く受ける関係もなさそうだ。
ドラマの主人公のようにきれいに愛し、結婚まで行くことを望むファンの願いは理解するが、その虚像が最も大きな問題だ。申し訳ないが、恋愛と結婚は当事者たちに任せなければならない。
芸能人カップルを普通のカップルに代入してみよう。周りから見られる事例のように交際して結婚することもできるし、あるいは別れることもあるだろう。それは、一般人も同様である。
俳優ユン・ゲサンと女優イ・ハニの場合も後者だ。1年前に別れてすでに他人になった彼らに、なぜまだ周辺の人や第3者の干渉が殺到しているのだろうか。
【注目】女優イ・ハニ&俳優ユン・ゲサンの“長寿カップル”が破局
ユン・ゲサンが、5歳年下の事業家と8月13日に婚姻届を出したというニュースが『OSEN』の単独報道で報じられた。この夫婦は、韓国政府の新型コロナ対策である社会的距離確保の第4段階措置が1カ月以上続くと、結婚式を先延ばしにし、婚姻届を出したという。
夫婦になった2人に、お祝いのメッセージを送るべきなのだが、一部ではユン・ゲサンの元恋人で女優のイ・ハニについて言及し、皆に気まずい状況を演出している。
ひとまず今取りざたされている話を総合してみると、ユン・ゲサンは、イ・ハニと付き合っていた当時、彼女と一日も早く結婚することを望んでいたが、イ・ハニ本人と彼女の家族は異なる意見を出したという。あるインタビューで、イ・ハニが結婚に対して「甲と乙」に例えたことについても、様々な解釈がなされている。
昨年6月ごろ、イ・ハニと別れたユン・ゲサンが、およそ1年で他の女性との結婚を決心したことに、頭から非難する人たちもいる。
ユン・ゲサンとイ・ハニのどちらが結婚に反対したのかと、今の時点で問いただそうとする理由は何だろう。正解に近い話を得たからといって、利益を得るのははたして誰なのか。
公開熱愛をしたカップルは必ず結婚までしなければならないという固定観念が、依然として人々の心に根付いているようだ。恋仲であっても別れることはあるし、異見がなければ結婚することもあるだろう。“結婚はタイミング”いう話もある。
結婚とは、男女がそれぞれ生きてきた家族の歴史を紐解き、一家を成すものだ。言い換えれば、新しい家族史を書くための緊密なつながりが必要だということだ。第三者がしゃしゃり出て、あれこれと干渉することはできない。
“一生の伴侶は天が結んでくれる”という話もある。長く付き合ったからといって結婚するのではなく、結婚指輪をはめたい人に出会って初めて夫婦になるには最適の瞬間だ。
ユン・ゲサンの真のパートナーは婚姻届を出したその女性であって、元恋人のイ・ハニではない。自分ならではの方法で幸せを追求するユン・ゲサンとイ・ハニ、それぞれの選択を支持し応援する。
(記事提供=OSEN)
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