リュ・ジュンヨル“最高傑作”の予感…新ドラマ『人間失格』が“危うく空虚な”ティーザー解禁

2021年07月31日 テレビ #韓国ドラマ

俳優のリュ・ジュンヨルが危うく空虚な青春を描く。

来る9月に放送予定のJTBC10周年特別企画ドラマ『人間失格』(原題)は7月30日、主人公カンジェ(演者リュ・ジュンヨル)の、淡々とした告白が心に響くキャラクターティーザー映像を公開した。

まともに夢を見る暇さえなく、金と現実を追ってきたカンジェの容易ではない人生が、胸に染み入るビジュアルとなっている。

『人間失格』は、人生の下り坂でふと「何も出来なかった」ことに気付く、“光”に向かってベストを尽くしてきた平凡な人々の話を描く。何も出来ないまま人生の道に迷った40歳の女・ブジョン(演者チョン・ドヨン)と、何もできない自分自身を恐れる27歳の男・カンジェ。激しい闇の前で向き合った2人の男女の心染みる癒しと共感の物語だ。

何者にもなれない男と危険な女が織りなす物語

徐々にベールを脱ぎはじめ、本作への期待感が高まる中、今回公開されたキャラクターティーザー映像は、「実は私は、いつでも、誰でも、気軽に連絡できるそんな職業の人です」という、ほんの少し特別な挨拶から始まる。

見知らぬ人たちと過ごす時間に慣れている彼の職業は、ほかならぬ役割代行サービスの運営者。“イ・カンジェ”という自分の存在は、しばらくの間消して、誰かの家族、友達、あるいは恋人など、様々な顔へと変えながら生きているところだ。

(写真=JTBC)

そして「金が愛だ」という冷静な一言は、カンジェに突き付けられた、荒々しくも冷たい現実を示している。しかし金に縛られた生活は、ますます苦しくなる。

密かに流す涙と、苦悩に満ちた表情に加えられた、「依然として今のままで、どんどん貧しくなるだけの、そんな人生を生きなければならないのなら、私は今よりもっと悪い人になってしまうかもしれません」という、素直でありながらも淡々とした告白が胸を突きさす。

ここに「いくら差し上げればいいですか。今日」と尋ねる、とある女性の声に続き、深いため息のあとに項垂れる姿は、「結局、何にもなれないような自分が、恐くなった27歳の男」というカンジェの話に耳を傾ける。

リュ・ジュンヨル最高傑作の可能性も

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今回のキャラクターティーザーだけを見ても、5年ぶりにドラマ復帰を飾るリュ・ジュンヨルが、俳優人生における最高傑作を更新するかもしれないという予感が漂っている本作。

(写真提供=C-JeSエンタテイメント、DRAMA HOUSE)

リュ・ジュンヨルは金持ちになりたい役割代行サービス運営者カンジェ役を演じる。貧困の螺旋から脱し、ハイクラスになるために危険を冒す男だ。裕福な生活を夢見て近道を探していたが、何一つ成し遂げたこともなく、険しい上り坂の前で方向を見失う。

カンジェはそこで危険な女性ブジョンと出会い、感情の激変を味わうことに。一層深まった演技で、カンジェの複雑な内面を繊細に描き出すリュ・ジュンヨルの活躍に、期待が集まっている。

ほかにも、映画『八月のクリスマス』『春の日は過ぎゆく』『世宗大王 星を追う者たち』などを演出したホ・ジノ監督と、映画『建築学概論』『ソウォン 願い』『私の愛、私の花嫁』などを手がけてきた脚本家のキム・ジヘがタッグを組んだことでも話題の『人間失格』は、韓国JTBCにて9月から放送予定だ。

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