常軌を逸した悪女の“凶宴”と評されたドラマ『ペントハウス』の刺激を、『賢い医師生活』シーズン2が和らげる。
Netflixでも配信が始まったドラマ『賢い医師生活』シーズン2(tvN)が、成功裏に初回放送を終えた。
韓国では第1話の視聴率が全国平均10.0%(有料世帯基準、ニールセンコリア提供)、最高視聴率14.9%を記録し、お茶の間に温かいヒーリングを提供した。tvNのメインターゲットである男女20代から40代の視聴率は、首都圏平均7%、最高9.2%、全国平均6.7%、最高8.4%で、首都圏基準、地上波を含む全チャンネルで同時間帯1位を記録した。
新型コロナの余波で撮影が遅れ、1年ぶりにシーズン2として帰ってきたが、人気は相変わらずだった。ウジュ役を演じる子役キム・ジュンがかなり成長したことについて、「一晩でこんなに大きくなってしまった」などと取り上げ、笑いを誘ったりもした。
シーズン1は、俳優チョ・ジョンソク演じるイ・イクジュンが、20年来の友人であるチェ・ソンファ(演者チョン・ミド)に告白したところで幕を下ろし、シーズン2のスタートに大きな期待が集まった。その答えが第1話で早くも飛び出した。
またユルジェ病院の“バンド部”は、さらにアップグレードされた実力で戻ってきた。制作発表会でチョ・ジョンソク、ユ・ヨンソク、チョン・ギョンホ、キム・デミョン、チョン・ミドは、口をそろえて「私たち全員、本当に成長した」とし、「俳優たちが楽器を使う感覚が良くなったので、期待してほしい」と明かしていた。
このように『賢い医師生活』は、さらに変化していく同級生5人の関係や温かい物語で、終始柔らかな雰囲気だった。
一方、シーズン3として帰ってきたSBSの『ペントハウス』は、様々な過度の設定で力を受けていない。
去る6月4日に初放送された『ペントハウス』シーズン3は、視聴率19.5%で開始したが、第2、3話では17%と、やや停滞した。また過剰な設定で批判受け、黒人を戯画化したと人種差別論争にも包まれた。
『ペントハウス』はキム・ソヨン、ユ・ジン、イ・ジアの女優3人の熱演と、危険ながら興味を引くエキサイティングな展開でシーズン3まで進むほど、大きな人気を集めた。しかしシーズン3では、刺激を与えるための刺激を加えた過剰な設定で、若干共感を失っている様子かもしれない。
『ペントハウス』の刺激を『賢い医師生活』が緩和させている。
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