タトゥー合法化と関連してBTS(防弾少年団)メンバー、JUNG KOOKの写真を取り上げて騒動となった韓国の国会議員リュ・ホジョンが、「傷ついた人がいたのであれば謝罪したい」と頭を下げた。
【写真】「グクしか勝たん」JUNG KOOK、青髪イメチェン
ただ、騒動の原因となったJUNG KOOKの写真を下ろす気はなさそうだ。
リュ議員は6月10日、MBCラジオ『キム・ジョンベの視線集中』(原題)とのインタビューで、JUNG KOOKの写真を例示した理由について「BTSというアーティストを応援するファンとして、彼らの芸術的な表現行為が制約されることが嫌だった」と述べた。
彼女は続けて、「反対にJUNG KOOKのタトゥーをなぜ隠さなければならないのかと、放送社や広告主に抗議するファンもいる」とし、「(タトゥーには)ARMYというファンクラブの名前や大切なものが刻まれているのだから、一緒に大切にしているファンが多いことも知っている」と話した。
一方で「ただ政治的という単語を否定的に考えられる人もいるようだ」と主張した。
写真を下ろす考えはないかという司会の質問には、「いろいろな意見がある状態」と答え、下ろす計画はないという意味を伝えた。彼女は「現在、発議要件である10人は満たした状態で、今日中に発議する」と明かした。
先立ってリュ議員は6月8日、自分のSNSに「BTSの体から絆創膏をはがせ」というタイトルの文章を投稿し、テレビ番組に出演してタトゥーを隠していたJUNG KOOKの写真を上げた。
彼女は「好きな芸能人の体に貼られた絆創膏を見たことがあるか」とし、「自由な個人の個性を尊重する世の中の変化に、“制度”が追いついていない」などと指摘した。そしてタトゥー合法化に向けた発議を予告した。
そんなリュ議員に対して、BTSファンらが「BTSを政治に利用するな」と批判が殺到した。
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