暴行ほう助および賃金未払いなどの疑惑を受けていた韓国の芸人ユン・ヒョンビンが、嫌疑なしという処分を受けた。
ユン・ヒョンビンは6月2日、自身のSNSを通じて「このようになりました。ただ黙々としてきた仕事を、もっと一生懸命やって生きていきます」と立場を明らかにしている。
先立って、ユン・ヒョンビンの法律代理人である法務法人スンジョンのチェ・ヨンギ弁護士は1日、YouTubeチャンネル「キム&ジョンTV」でこの件について触れ、「(ユン・ヒョンビンが)暴行を知っていながらほう助したとして刑事告訴をし、本人(被告人)が職員として働いたが給与が支払われなかったとして、雇用労働庁に申告した内容が2つある。暴行ほう助については当然嫌疑なしとされた」と明らかにした。
チェ・ヨンギ弁護士は続いて、「雇用労働庁に申告した内容は調査を受けたが、雇用労働庁の段階では嫌疑なしとなった。労働者でなければ賃金未払いはないという内容の通知を受けた」とし、「我々が告訴した件もある。脅迫、恐喝、名誉毀損で告訴したが、検察の調査まで終え、相手も取り調べを受けた。検察側では起訴する予定とみられている。まだ確定ではなく進行中」とも説明している。
ユン・ヒョンビンは2020年12月、とあるオンラインコミュニティに掲載された書き込みで、パワハラ議論に包まれた。当時、書き込みを掲載した芸人志望のAさんは、「1年5カ月間働いた正当な賃金、そしてユン・ヒョンビンを含む当時私を苦しめた彼らの公開謝罪を要求する」とし、当時の小劇場関係者から暴言や暴行の被害を受けたと主張。またユン・ヒョンビンはこの事実を知っていながらほう助していたとも告白した。
この告発を受けユン・ヒョンビンはAさんを相手に、虚偽の公表などによる名誉毀損などで法的に対応していた。
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