韓国では瞬間最高視聴率を記録、第93回アカデミー賞でユン・ヨジョンの感想シーンが話題

2021年04月27日 話題

第93回アカデミー賞授賞式生中継の「最高の1分」は、ユン・ヨジョンが助演女優賞受賞の感想を述べた瞬間だったそうだ。

4月26日9時からTV朝鮮で独占生中継された「第93回アカデミー授賞式」は、瞬間最高視聴率9.3%(ニールセンコリア有料放送世帯、首都圏基準)、全体で6.3%を記録し、地上波を含め同時間帯の視聴率1位となった。

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そして瞬間最高視聴率を記録した場面は、女優のユン・ヨジョン)が助演女優賞受賞の感想を伝えた瞬間だった。

今年で映画デビュー50周年を迎えたユン・ヨジョンは、韓国人俳優としては初めて米アカデミー演技賞を受賞し、韓国映画史に新しい歴史を紡いだ。

ともに助演女優賞にノミネートされたマリア・バカローヴァ(『続・ボラット 栄光ナル国家だったカザフスタンのためのアメリカ貢ぎ物計画』)、グレン・クローズ(『ヒルビリー・エレジー -郷愁の哀歌-』)、オリヴィア・コールマン(『ファーザー』)、アマンダ・セイフライド(『Mank/マンク』)を抑え、ユン・ヨジョンは『ミナリ』のスンジャ役で助演女優賞のトロフィーを手にした。

(写真提供=代表撮影/ロイター/アフロ)ユン・ヨジョン(左)とブラッド・ピット

ユーモアも忘れないユン・ヨジョン

特に、今回の授賞式で印象的だったのは受賞の感想だ。

ユン・ヨジョンは、「私の名前は“ヨジョン・ユン”だが、ヨーロッパの人々は“ヨヨン”とか“ユジョン”と呼ぶ。それでも皆許します」と述べ、会場を爆笑させた。これを皮切りに『ミナリ』のリー・アイザック・チョン(韓国名チョン・イサク)監督や共演俳優はもちろん、2人の息子、そして故キム・ギヨン監督にも感謝の気持ちを伝えた。

そして、昨年『パラサイト 半地下の家族』で監督賞を受賞したポン・ジュノ監督が、通訳のシャロン・チェ(チェ・ソンジェ)とともに登場したことも注目を集めた。ポン・ジュノ監督はソウル・ドルビーシネマから画面を通じて授賞式に参加している。

授賞式の生中継を行った評論家のイ・ドンジン氏は、「予想はしていたが、受賞はとても嬉しかった。私たちが予想していた素晴らしい演説で、授賞式を輝かせてくれたのではないかという点でも嬉しかった」と感想を伝えた。

その一方で、「『ミナリ』も『ミナリ』だが、韓国の多くの観客が小さくも真剣な映画をアカデミーで見ることができる機会が作られたという点で、また新たな甲斐があった」と評論家の立場からの感想も忘れなかった。

また、同時通訳者兼タレントのアン・ヒョンモは、「ユン・ヨジョン先生は快活でありながらもメッセージがはっきりしており、流麗な受賞の感想が圧巻だった」とし、「『ミナリ』のスンジャさんが全世界の人々の普遍的な記憶を呼び起こすように、母親としてのユン・ヨジョン先生が見せてくれた淡々とした誇りが、世の中の全ての母親たちを元気づける応援のようだった」と胸が熱くなった感想を付け加えた。

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