BTS所属のBig Hit改めHYBE、「Big Hitのレーベルを切り離す」と発表。今後の展望は?

2021年04月02日 話題 #BTS

BTS所属のBig Hitエンターテインメント改めHYBE(ハイブ)が、事業構造の改編を発表した。核心事業部門の効率性向上と、シナジー拡大のためだ。

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HYBEは4月1日、取締役会決議を通じて「HYBEから既存のBig Hitエンターテインメントレーベルを切り離し、レーベル事業部門であるBig Hit Musicを新設した。また、子会社のHYBE IP(ハイブ・アイピー)とHYBE 360(ハイブ・スリーシックスティー)を吸収合併する」と発表。「Big Hit Musicの持分はHYBEが100%保有する」と明らかにした。

HYBEは、去る3月に社名や事業ミッション、組織構造などの大々的な変化を知らせる企業ブランディング発表会を実施。「音楽に基づいた世界最高のエンターテインメントライフスタイル・プラットフォーム企業」というビジョンを公表し、分野を問わず産業を革新するという計画を伝えた。

今回の事業構造改編もまた、レーベルやソリューション、プラットフォームという自社で設定した“三角軸土台”を前提に、重要事業部門の効率性強化を図るため決定された。

(写真提供=Big Hitエンターテインメント)

物的分割という刑式で新設されるBig Hit Musicは、今回の改編によってレーベル本来の活動である音楽制作とアーティストマネジメント、ファンコミュニケーションに集中することができる。アーティストには最適な作業環境、ファンには最高の音楽コンテンツの提供が可能になるとあって、早くも期待感を高めている。

また、HYBE IPとHYBE 360の吸収合併は、組織としてより迅速な意思決定システムを確立して運営の効率性を高めるとされている。各レーベルアーティストのIPを基に第2、3次のビジネスを創出するソリューション事業の強化に関しても注目が集まる。

HYBEは今回の改編について、「HYBE体制の発足とともに、企業競争力をさらに高めようと事業構造の改編に乗り出した。今回分割されるBig Hit Musicの売却や、企業公開(IPO)は考慮しているわけではない」と強調し、「核心事業部門の効率性向上、事業部門間のシナジー拡大で世界最高のエンターテインメントライフスタイル・プラットフォーム企業への転換が進むことを期待する」と明らかにしている。

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