韓国ドラマに浸透してきた中国資本を警戒する声が高まっている中、今度は下半期に放送予定のtvN新ドラマ『簪中録』(原題)が論争を巻き起こした。
『簪中録』は、一夜にして一家殺人事件の犯人とされた天才推理少女と、謎の呪いにかかった世子が絶体絶命の瞬間に出会い、互いを唯一の救済者として認識することから始まる時代劇ドラマだ。
下半期の期待作となっているが、実は中国のウェブ小説が原作だという。原作は韓国で書籍化されており、あらすじもドラマと同じだ。
しかし、ネット民からは「韓国の制作会社たちが中国に媚びるの気持ち悪い」「韓国にも面白いウェブ小説たくさんあるのに」「中国が韓国ドラマを飲み込もうとしている…こわい」「そもそも中国のコンテンツで韓国ドラマを作ろうとするのがナゾ」といった声が上がっている。
最近、いくつかの韓国ドラマに中国企業の間接広告が行われ、多くの視聴者が不満を示した。先日放送開始された『朝鮮駆魔師』(原題)は、一部の衣服や小物が中国風だという“歴史歪曲”の議論も巻き起こっている。
そんな中、中国のウェブ小説が原作となる『簪中録』にも一部のネット民から反対の声が上がったわけだ。
『簪中録』は、『ロマンスが必要』シリーズ、『恋愛の発見』の脚本家チョン・ヒョンジョンが脚本を手がけ、『100日の郎君様』のイ・ジョンジェ監督が演出を担当する予定。主人公役はZE:A出身の俳優パク・ヒョンシクが検討中と知られている。
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