韓国有名アナウンサーの“貧困告白”が波紋。「私の父は肉体労働者」

2019年02月17日 話題

光州MBCの元アナウンサーでタレントのイム・ヒジョンの発言が、韓国で波紋を広げている。

イム・ヒジョンは最近、オンラインコミュニティに「私は肉体労働者の父を持つアナウンサーです」と題した文を掲載した。

その文で、「トンビから生まれた鷹」と自分を紹介したイム・ヒジョンは、「1948年生まれの父は、家庭の事情のために国民学校(小学校)にも通えなかった。幼い頃から肉体労働をし、大人になると建設現場で働いた。その仕事を50年以上続けている」と告白。

「1952年生まれの母は国民学校をどうにか卒業した。1984年生まれの私は大学院の勉強まで終えた」と付け加えた。

イム・ヒジョン

イム・ヒジョンによれば、これまで出会ってきた人たちは、自分の職業だけ見て普通の家庭で育ったと思い、父親の職業について「建設関連の仕事をしている」と話すと、建設会社の代表や重責を担う人物だと考えたという。

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また、両親の最終的な学歴は何も言わなくても“大卒”になっていた。

イム・ヒジョンは、「両親は貧乏と無知を自ら選択したのではない」とし、「私が鷹に成長できたのは、正直に労働して一生懸命に人生を築いた親を見て、知らず知らずのうちに人生に対する驚異を体得していたからだ」と説明した。

続いて、「自分を動かした最も大きな原動力は親だった」とし、「物質的支援より精神的な愛と応援が一人の子どもの人生に最も大きな支えになる」と強調した。

最後にイム・ヒジョンは、「街中を歩いていて工事現場で労働する方を見ると、その子どもが自分の親を見てどんなことを考えるか知りたくなる。私がそうであったように、親を隠しただろうか」とし、「そうしなくてもいいということを私が証明したい。私と似た誰かの人生も認められ、慰められることを望む。何より私の父と母が、私たち皆の親が尊重されてほしい」と締めくくった。

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