彼らの音楽は、もはや"SHINee"というひとつのジャンルなのかもしれない。2008年に初めてK-POP界でその名を知らせたSHINeeは、現在に至るまでK-POPと韓流をリードする国民的アイドルグループとしての地位を確立した。
デビュー当時に初々しい少年だったメンバーたちも成熟した青年となり、グループそのものがK-POPと共に成長を繰り返している。
SHINeeは、コンテンポラリーバンドとしてK-POP界に新たな風を巻き起こした。彼らの音楽が登場する以前までの音楽とはまったく異なる新鮮な魅力を世界の音楽ファンに届け、今や「SHINeeはそのものがジャンルだ」という評価を受けるまでになった。
そんなSHINeeは最近、最年少メンバーのテミンを除く全員が兵役を終えた。去る2月22日には約2年6カ月ぶりとなる完全体フルアルバム『Don't Call Me』がリリースされ、高難易度のパフォーマンスと洗練された音楽でファンを魅了し続けている。
また、『Don't Call Me』に収録された全9曲は、すべて異なる音楽カラーを持っている。多彩なジャンルと豊かな音楽感性が込められた今回のアルバムはSHINeeの集大成であり、それと同時にメンバーそれぞれの成長記録ともいえる。常に既存の枠組みから抜け出してトレンドを作り出す、彼らならではのパフォーマンスとコンセプトに、ファンは驚かされてばかりだ。
『Don't Call Me』は、リリース直後から世界の音楽チャートを席捲。45カ国のiTunesトップアルバムチャートで1位を記録し、中国のQQミュージックやKOWミュージックといった主要音楽配信サービスでも1位を記録した。もちろん韓国での反響も大きく、主要音楽チャートで1位を総なめにしている。
デビュー14年目を迎えてなお、新たな魅力を更新し続けるSHINee。今後の活躍には、期待が高まるばかりだ。
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