現在、韓国で高視聴率を叩き出しているSBSの人気ドラマ『ペントハウス』。なかでも女優キム・ソヨンの演技が話題だ。
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キム・ソヨン演じるチョン・ソジンという役は生まれつきのお嬢様で、ほかの女の男でも欲しいものはとにかく手に入れないと気が済まないという自己中心的な女だ。
そして、その役を演じるキム・ソヨンの“悪女っぷり”がすごいと話題になり、圧倒的な演技で視聴者たちの心を奪っている。
まさに“悪女シンドローム”を巻き起こしていると言っても過言ではない。『ペントハウス』は非常識なストーリー展開と過剰な設定の作品だけに、好評を博している理由として彼女の演技は欠かせない要素だ。
特に12月15日に放送された回では、父の死体を放置したままピアノを演奏する衝撃的な幕切れで観る者を驚かせた。
『ペントハウス』では、これまでキム・ソヨンが見せてきた率直で温かみのある姿は微塵も見当たらない。陰険でドス黒いオーラが漂うチョン・ソジンの存在感は圧巻の一言だ。
オンラインコミュニティなどでは、ファンから「キム・ソヨンが本当に素晴らしい」と絶賛する声が集まっている。“悪女”チョン・ソジンという役に対する共感や理解はできずとも、キム・ソヨンの演技については意見の相違がないからだ。
芸能関係者は「キム・ソヨンが再び殻を破った。15歳の時にハイティーンスターとしてデビューしたキム・ソヨンだが、作品に出演するたびに大変身し、彼女に対する大衆の印象を完全に様変わりさせた」と、演技を絶賛した。
キム・ソヨンはMBC『イヴのすべて』(2000年)で1度悪女を演じており、KBS2『IRIS -アイリス-』(2009年)では北朝鮮スパイを演じて新境地を開拓。その後出演したSBSのラブコメディ『検事プリンセス』(2010年)では、はつらつとした主人公マ・ヘリ役を演じ、作品ごとに異なる顔を見せてきた。
また、旦那で俳優のイ・サンウと出逢うきっかけとなったMBC『ハッピーレストラン~家和萬事成~』(2016年)では、温かいホームドラマの中心を担っていたキム・ソヨンだが、『ペントハウス』では正反対の“悪の権化”となってお茶の間を驚かせている。
『ペントハウス』はKNTVを通じて日本での放送も決定しており、キム・ソヨンの”悪女っぷり”を堪能することも可能だ。
今回の悪女役で、自身のキャラクター図鑑に新たなページを追加したキム・ソヨン。彼女がこれからどんな新しい役に挑戦していくのか、今後の活躍から目が離せない。
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