『立ち止まれば、見えてくるもの』(原題)、『完璧になれない。だからいい ―心が軽くなるヘミン和尚のことば―』などベストセラー作家でもある僧侶・ヘミンが、「ビルのオーナー疑惑」について立場を明かした。
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去る11月7日に放送されたtvNバラエティ番組『ON&OFF』では、お寺ではなく、ソウルの一軒家で暮らすヘミンが“セレブな”プライベートを公開。
また、某メディアは13日、ヘミンが2015年8月にソウル三清洞(サムチョンドン)にある建物を8億ウォン(約8000万円)で買取、2018年に大韓仏教曹溪宗の「古潭禅院」という団体に9億ウォン(約9000万円)で売却したと報じた。
2016年に韓国の仏教を批判した“外国人僧侶”ヒョンガクは、自身のSNSに「騙されないで。芸能人にすぎない。釈迦牟尼の教えを全く知らない泥棒でしかない。仏の教えを売り出す、地獄に進んでいる寄生虫にすぎない」と、ヘミン和尚を非難するような書き込みを残した。
これらの流れを受け、ヘミンは自身のSNSに心境を吐露。
「ここ数日間の出来事で気が重い。今まで出家修行者として自分にできる方法で世の中に仏法を伝えようと努力してきたと思った。でも、私の未熟さゆえに多くの方にご迷惑をおかけした。僧侶の責務を果たせなかった自分の過ちが大きい」とし、「今回のことで傷つき、失望した方々に懺悔する。私は今日からすべての活動をやめて禅院に戻り、お釈迦様のお言葉を再び勉強し、修行に精進する」と宣言した。
続けて「これ以上、私のことで、今この時間にも山の中で一生懸命に修行精進される多くの僧侶と、祈る仏教徒たちに迷惑がかからないことを願う。コロナ禍の大変な時期に、私の未熟さで失望を与えたこと、繰り返し懺悔する」と締めくくった。
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