忠武路(チュンムロ/米ハリウッドのような映画の街)が愛する名脇役、俳優チョ・ウジンが“韓国版ジョーンズ博士”に変身した。
チョ・ウジンは最近、韓国で上映中の映画『盗掘』(原題)の古墳壁画盗掘専門家役で好評を集めている。
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映画『インサイダーズ/内部者たち』『天命の城』、ドラマ『トッケビ~君がくれた愛しい日々~』『ミスター・サンシャイン』『ザ・キング: 永遠の君主』など、人気作の出演を通じて“信じて見る俳優”となったチョ・ウジン。今回の映画『盗掘』では“ラブリーなおじさん”に扮し、新しい魅力を披露した。
久しぶりにコミカルな演技に挑戦した彼は、「出演を決心したのは脚本の力が一番大きかった。こんなに明るくて新鮮な脚本、キャラクターは初めてだった。また、普段から『インディ・ジョーンズ』が好きで、より意欲的だったし、信頼も大きかった」と話す。
また、「直接演じて見ると、やはりコメディー演技は難しい。探検に行って古墳壁画の専門家としての実力を見せられるシーンでは、真面目ながらも隙を見せようと頑張った。僕が登場すれば何かが起きるんじゃないかと感じる映画ファンに、今回は違うということをお見せしたかった」と自信を示した。
今や撮影現場で先輩の立場になることが多い。「チョ・ウジンが全スタッフの会食を主導してくれて、現場が和気あいあいだった」と、パク・ジョンべ監督もコメントしていた。
それについてチョ・ウジンは「全スタッフではなかった」と謙遜し、「私も先輩たちと一緒に撮影をしながらたくさんの影響を受けた。これ(会食)はイ・ソンミン先輩から学んだこと。そうすれば次の日の撮影をみんなが楽しくやっているのが感じられて良かった。今後も努力していきたい」と語った。
現場のスタッフはもちろん、観客に愛される俳優として地位を固めたことについては、こう言う。
「とてもありがたいことだが、何よりもどうすれば好感を与える俳優になれるか常に悩む。良い役でも悪役でも、納得してもらえて好感を覚えられる俳優になりたい」
12月にはコン・ユ、パク・ボゴムと共演した映画『徐福』(原題)が公開され、最近は映画『エイリアン』(原題)の撮影に励んでいるというが、相次ぐ撮影に疲れたりはしないだろうか。
彼は「もちろん疲れることもある。ただ、疲れたふりをしてはいけないと思う」とし、「わずか数年前までは出演できる作品がなかった。初心を忘れたくない。映画を撮ることも、公開されることもますます難しくなる時代だ。こんな時だからこそ、もっと頑張らなければならない。それだけ、使命感を感じる」と述べた。
最後には「まだ私は先が長い。学ぶべきことがたくさんある。そのような緊張感とテンションがなければ老化してしまう。より良い俳優になるべく成長し続けたい」と語り、今後の活躍に期待を高めた。
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