韓国スター過去最大級の没落…有罪確定のカン・ジファン、“濡れ衣”説まで浮上した事件の全貌

2020年11月05日 話題

性的暴行とわいせつ行為の容疑で起訴された俳優カン・ジファンの懲役2年6カ月、執行猶予3年の有罪判決が確定した。

去る8月、被害者の状況が含まれたCCTV(防犯カメラ)が公開され、世論はカン・ジファン側へと逆転したが、判決は覆らなかった。

【注目】カン・ジファンは「濡れ衣」?被害女性の主張に反する証拠が登場か

11月5日10時10分、最高裁1部(主審パク・ジョンファ大法官)は最高裁第2回法廷で、スタッフ女性2人に対する性的暴行やわいせつ行為の容疑で起訴されたカン・ジファンの上告審宣告公判を行った。裁判部はカン・ジファンの上告を棄却し、懲役2年6カ月、執行猶予3年を宣告した原審の判決を確定した。

裁判所は、判決について「被害者の生理用ナプキンからカン・ジファンの遺伝子型が検出された。被害者は捜査機関から法廷に至るまで、一貫して犯行当時のカン・ジファンの行動、被害者の感情、わいせつ行為直後に目覚めて認識した状況と、それに対する被害者の取り組みなどを具体的に示した」とし、「被害者がその後、カン・ジファンから高額の和解金を受け取ったという理由だけで、被害者の陳述の信憑性を排斥することは難しい」と、判決理由を説明した。

事件の全貌は?

2019年7月、ドラマ『朝鮮生存記』に出演中だったカン・ジファンは、京畿道の自宅で撮影を手伝うスタッフ2人と酒を飲み、スタッフが眠る部屋に入って1人に性的暴行し、もう1人にわいせつ行為をした容疑で裁判に引き渡された。当時、被害者のうち1人が友人に「カン・ジファンの家に飲みにきたが、閉じ込められた」と警察への通報を要請し、それによって出動した警察によってカン・ジファンは緊急逮捕された。

カン・ジファン

カン・ジファンは2度にわたる警察の調査で、「酒に酔って覚えていない」と述べた。しかしカン・ジファンの拘束令状が請求され、裁判所は「証拠隠滅の恐れがある」と見て逮捕を決定、拘置所に収監された。

カン・ジファンは準強姦容疑を認めながらも、準強制わいせつ容疑については一部否認した。だが一審、二審ともに公訴事実をすべて有罪と認めた。裁判の過程でカン・ジファンは、被害者2人と和解して処罰不願書を裁判所に提出した。

またメディアを通じては、カン・ジファンの自宅のCCTVが数回公開された。被害者が事件当時、知人と交わしたカカオトークでの会話内容も公開された。その過程でいくつかの疑問点が提起されながら、局面が転換されると思われた。

しかし裁判所の判決は変わらなかった。最高裁はカン・ジファンが提起した上告を棄却し、懲役2年6カ月、執行猶予3年の原審を確定した。

裁判所は「原審判決に論理と経験の法則に違反し、自由心証主義の限界を超え、事実を間違って認定したり、抵抗不能の状態に関する法理を誤解して判決に影響を及ぼしたりした誤りはない」と述べた。

法廷にはカン・ジファンと彼の弁護人側の姿はなかった。

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