韓国の有名芸能人A氏が脱税容疑で数十億ウォン（数億円）を追徴されたというニュースが報じられ、A氏ではないかと疑惑をかけられた俳優イ・ミンホやハ・ジョンウが否定した。
11月4日、韓国国税庁によると、有名芸能人A氏のほか、脱税の容疑を受ける38人が税務調査を受けることになったという。国税庁は高価不動産を購入した有名人や、企業の資金を流用して贈与した事業主などに対する税務調査計画と、最近巨額の追徴を受けた脱税事例を一緒に公開した。
その過程で有名芸能人A氏が家族名義の企画会社を動員して脱税を図り、国税庁に尻尾を掴まれた。A氏は企画会社に活動収入を過度に配分し、企画会社が経費を膨らませる方法で収入を縮小する手口を使った。
A氏は企画会社名義の高価な外車と法人カードを個人的に使用し、それらの費用は企画会社の経費で処理して法人税を減らした。勤務してもいない親戚に支給した人件費も、すべて経費として反映させた。
その結果、A氏とその家族の企画会社は脱税行為が明らかになり、総合所得税と法人税として数十億ウォンを追徴された。
国税庁の発表があった後、イ・ミンホやハ・ジョンウなど、家族が運営する芸能企画会社に所属する数人の俳優たちに「脱税したのではないか」という疑惑が浮上した。イ・ミンホの所属するMYMエンターテインメントは彼の姉が、ハ・ジョンウの所属するWALKHOUSEカンパニーは彼の弟が代表として名を連ねている。
しかしイ・ミンホの所属事務所関係者は、とある韓国メディアに「私たちではない」とし、「私たちは外車を使ってもいないし、税金と関連しても関心を受けるだけに、ミスがないように徹底して支払っている」と疑惑を否定した。
またハ・ジョンウの所属事務所関係者も「私たちではない」と一蹴した。
国税庁のノ・ジョンソク調査局長は「企業資金の私的有用や悪質な現金取引など、反社会的な脱税行為については、厳正に対応していく」と伝えた。
前へ
次へ
