かつてのK-POPスター、もはや“犯罪者”級の扱い…入国禁止措置に変化なし

2020年10月29日 話題

韓国兵務庁モ・ジョンファ庁長が、K-POP歌手ユ・スンジュン(44、アメリカ名:スティーブ・スンジュン・ユ)を入国禁止とする立場を改めて強調した。

【写真】「えっ、そんな理由で?」兵役を免除された20人の韓国芸能人

モ・ジョンファ庁長は10月28日、韓国国会・国防委員会所属イ・チェイク議員の関連書面質疑に対して「スティーブ・ユは公人として、国家と国民に幾度となく誠実な兵役義務の履行を約束したにもかかわらず、韓国国籍を離脱して兵役を回避した者」とし、 「入国後、芸能活動などで経済活動時に社会的悪影響を及ぼすものと判断する」と述べた。

続けてモ庁長は「ユ氏の入国により、現在も誠実に兵役義務を履行している人々に大きな喪失感と虚脱感を与えることになる」とし、「社会的に大きな影響を与える公人が引き起こした計画的な兵役義務回避は、一般国民の喪失感や兵役逃れの風潮、および社会秩序を害する恐れなどで一般的な国籍変更者と同じ視点で見ることは困難である」と付け加えた。

ユ・スンジュン

それとともに「10年以上経った今も、スティーブ・ユの兵役回避について多くの国民が怒りをあらわにしており、公正な兵役に服務することへの国民の期待はますます高まっている」と述べた。

カン・ギョンファ外交部長官は10月26日、ユ・スンジュンの入国問題と関連し「外交部はビザの発給を許可しないことにした」と明らかにした。

これに対してユ・スンジュンは「少なくとも私は兵役法を破っていない」とし、「入国禁止は厳然たる人権侵害」と反発した。

ユ・スンジュンは2002年、兵役義務を回避するためにアメリカの市民権を取得。それによって関連当局は、同年から彼の韓国入国を制限している。ユ・スンジュンは2015年から韓国の裁判所に在外同胞ビザでの入国許可を要請し、今年3月には最終的に勝訴した。

しかし韓国外交部は「大韓民国の安全保障と秩序維持、公共福利を阻害する可能性がある」という“在外同胞法”を根拠に、去る7月にユ・スンジュンのビザ発給を拒否した。これによりユ・スンジュンは改めて訴訟を提起した。

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