韓国映画界で“子役旋風”吹き荒れる、『担保』『音もなく』大ヒットの裏に子役の存在

2020年10月25日 映画 #韓国映画
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映画『担保』(原題、カン・テギュ監督)と『音もなく』(原題、ホン・ウィジョン監督)が韓国国内で人気を博しているなか、人気の要因として子役たちの存在が欠かせない。

【注目】ハ・ジウォン、ソン・ドンイル主演の『担保』は「今の時代に必ず必要な映画」

9月29日に公開された『担保』と、10月15日に公開された『音もなく』は、現在もボックスオフィス上位にランクインしている。

特に『担保』は、封切りから1カ月近く経っているにもかかわらず、その人気はまだまだ健在だ。新型コロナウイルスの影響により観客数は確実に減っているものの、150万人近い観客を動員し、次は損益分岐点の170万人を目標としている。

(写真=CJエンターテインメント)映画『担保』(原題)

また、『音もなく』はクライムサスペンス作品として、マニア層の好評を得ている。

この2作品が好評の要因として、“信じて見る”(韓国で「間違いない」「ハズレがない」の意)俳優たちの熱演が挙げられる。『担保』のソン・ドンイル&キム・ヒウォンのバディ要素、『音もなく』のユ・アイン&ユ・ジェミョンのティキタカ(短い言葉でテンポ良く会話している様子)が作品に味わい深さを与えている。

傑出した“大人俳優”たちの演技が作品の軸となれば、その裏で支えてくれる“子役俳優”たちのパワーも見逃せない。

侮れない“子役俳優”の実力

8月5日に先立って公開された映画『ただ悪から救いたまえ』(原題、ホン・ウォンチャン監督)で、ファン・ジョンミンの娘役として出演したパク・ソイは、深い目つきと神秘的な雰囲気で注目を集めた。役柄上セリフはほとんどなかったが、そのたたずまいで大きな存在感を放った。

続いて出演した『担保』では、およそ300倍の競争率を勝ち抜き、出演権を勝ち取った。同作では、タイトル通り借金の“担保”となった女の子のスンイ役として出演し、キュートで明るい演技で観客たちの笑顔を誘った。SNSでの活動を通じて、舞台裏の写真や自身の近況を公開するやいなや、ネット上に母性あふれるファンが集い、子役スターとして人気を博している。

『音もなく』に出演したムン・スンアは、子役ながらもクライムサスペンスというジャンルによく溶け込んでいた。従来の子役のイメージである“明るく朗らかで大人に手を引かれている”という先入観とは異なり、主体的で積極的な役柄を演じていた。作中では徹頭徹尾、奇妙な雰囲気を醸し続け、観客に余韻を与えた。ほとんどのシーンをともにしたユ・アインとの息の合った演技も印象深い。

(写真=エースメーカームービーワークス)映画『音もなく』(原題)

観客たちは今回の作品を通じて出会った新しい子役俳優たちに関心を寄せ、彼らの将来に期待を禁じ得ないだろう。

これまでの子役のイメージだった、“俳優が演じる大人の子供の役”としてオマケのような消費のされかたとは違い、作品のメインキャストとしての役割を与えられ、しっかりとした地位を築いている。

とある業界関係者は「『担保』は保護者と一緒に劇場に訪れる子供の観客も多い。子役俳優たちの演技に子供たちが共感しあっているからだろうと思われる」と語った。

関係者は最後に、「子役出身のキム・ユジョン、キム・セロンたちから、パク・ソイたちのような子役たちへと世代交代が起きており、ニューフェイスも続々と登場している」とこっそり話してくれた。

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