「BTSの関連商品は宅配しない」中国物流大手が宣言し、波紋広がる…一体なぜ?

2020年10月19日 話題 #BTS

BTS(防弾少年団)が一部の中国人から反発を買ったなか、中国の物流5位の企業ユンダー(韻達)がBTS関連商品の運送を中断すると明らかにし、波紋が広がっている。

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10月19日、微博(ウェイボー)によると、ユンダーは韓国支社のアカウントを利用して、「BTSの宅配について多くの問い合わせが来ている」とし、「現在BTS関連の宅配はしばらく中断した」と発表した。

またユンダーは宅配を中断した理由について具体的に言及せず、「原因は私たち全員が知っていることだ」とだけ説明した。

一部中国人の怒りを買ったBTSの発言とは

ユンダーが言及した「私たち全員が知っていること」とは、BTSが米韓関係の発展に寄与した功労で「ヴァン・フリート賞」を受賞し、朝鮮戦争70周年について言及したことと推定される。

(写真提供=Big Hitエンターテインメント)BTS

BTSのリーダー、RMは受賞の感想として「今年は韓国戦争(朝鮮戦争)70周年で、私たちは両国が一緒に経験した苦難の歴史と多くの男性と女性の犠牲を忘れてはならない」と述べた。中国の『環球時報』はBTSの発言と関連して、「(米韓)両国が経験した苦難の歴史」という受賞コメントが「中国ネットユーザーの怒りを引き起こした」と報じた。

ユンダーの宅配中断について、韓国からBTS関連商品を購入してきた中国のARMY(BTSファン)は、強く反発。とある中国のBTSファンは「中国の税関でも通関をしてくれるのに、企業が横暴を振るっている」とし、「BTS商品を購入するときはユンダー以外の物流会社を利用しなければならない」と述べた。

また一部のBTSファンは「ゴミユンダー」「ユンダー告訴」「ユンダーは消えろ」といったハッシュタグをつけて、投稿を続けたりもした。

一方、ユンダーの措置を愛国的な行動と褒め称えるネットユーザーも登場した。一部の中国ネットユーザーたちは「私たちはまだ賢明だ」「防弾大恐慌」「これからユンダーだけ利用する」「これが真の愛国企業だ」などと反応している。

ユンダーの韓国支社はウェイボーのホットイシュー5位に上がりながら、中国で大きな関心を集めている。

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