BTS(防弾少年団)の成功事例もあるが…韓国スターにとってSNSは得か毒か

2020年09月14日 話題

韓国芸能界のスターたちにとってSNSは、得だろうか、毒だろうか。

周知の通り、SNSが必須の時代だ。単語の意味そのままに、ネット上で利用者たちが人的ネットワークを形成できるサービスであり、スターたちにとっても必須のツールと思われる時代になった。

実際に、米ビルボード「HOT100」チャートで新曲『Dynamite』が2週連続1位に輝いたBTS(防弾少年団)がグローバルスターに生まれ変わった成功要因のひとつとしても、SNSが選ばれるほど重要性が増大した。最も迅速に、かつ効果的に多数の人とコミュニケーションできるからだ。

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しかし、“上手く使うこと”が前提にならなければならない。SNSがプラスに働くこともあるが、毒になる場合も少なくないからだ。

BTS

韓国芸能界ではSNS発の問題多数

最近も、韓国の高校生による“黒人コスプレ”を人種差別と批判した、ガーナ出身の韓国タレント、サム・オキア(Samuel Okyere)がSNSを通じて残念な歩みを見せた。

彼がSNSに投稿した記事に付け加えた英語は「韓国では人種差別の教育が正常に行われない」という内容で問題となり、人種差別騒動とは関係のない「teakpop」(ティータイム+K-POPで、K-POPのゴシップを意味する)というハッシュタグを付けたことも火に油を注いだ。

サム・オキア

さらにサム・オキアが過去、女優パク・ウネとの写真を投稿したのだが、その際に知人と送り合ったコメントがセクハラ論議も巻き起こした。他にも過去にテレビ番組で東洋人を侮辱するようなジェスチャーをしていたことも注目を集めた。最終的にSNSで始まった一連の騒動が、彼の首を絞めることとなった。サム・オキアはSNSアカウントを削除し、テレビ番組からも降板した。

バスケットボール選手出身のタレント、ハ・スンジンもSNSが足を引っ張った。

コート上のカリスマ性とは違う魅力で愛された彼は、より活発なコミュニケーションのためにSNSライブ放送を進行した。しかし、その過程でSUPER JUNIORキム・ヒチョルとの飲み会の話を持ち出し、集中批判を受けることに。キム・ヒチョルと公開恋愛中のTWICEメンバーの話が行き交い、批判が殺到すると、ハ・スンジンはすぐに謝罪文を掲載したが、それをすぐに削除したことで議論が収まらなかった。

ハ・スンジン

その後、「これから二度とそれについて言及しない。今回のことが原因で大変だった多くの方々に、もう一度謝罪を申し上げる」と2次謝罪文まで掲載することとなった。

最近SSAK3として活動しているFin.K.L出身の歌手イ・ヒョリも、新型コロナの影響で自粛が求められていた時期、SNSの生放送でカラオケに行ったことを公開して問題になった。そんな出来事を負担に感じたせいか、最終的に彼女はインスタグラムの中断を宣言。オム・ジョンファ、ジェシーなど、彼女の知人たちはコメントでイ・ヒョリの選択を応援した。

「SNSがもうひとつのリスクに」

もちろん彼らの意図とは異なり、必要以上の負担を感じざるを得なかった部分もあり、基準が厳しすぎるかもしれないが、軽率なSNSによって残念な思いをしているファンがいるのも事実だ。自分の首を自分で締めていることになっているからだ。

イ・ヒョリ

SNSを使用する前に、もう少し慎重さが必要な時期になっている。

とある業界関係者は、「SNSは所属事務所の立場では、もうひとつのリスクになった」とし、「新人たちは確認をしてもらってから投稿したり、一定の時期になるまでアカウントを作らなかったりすることがある」と話した。しかし「ある程度、知名度が上がった有名人は、SNSは厳然としたプライベートの領域であるため、ケアすることが難しい。特にライブ放送などは、いつ、どこで行われるのかわからないため、常に心配されている部分」と伝えた。

とはいえ、明らかにグローバルネットワークの形成が容易で、良い影響を与えることもあるため、まったく使用しないというわけにはいかない。解決方法として浮上しているのが、オフィシャルのアカウントだ。

別の所属事務所関係者は、「アイドルの場合、ほとんどがBTSのように所属事務所のアカウントに統合することが一般的になっている」とし、「SNSで起こりうる問題を未然に防止する最善の方法だ」と説明した。

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