アイドル出身の芸能人が“豆乳注射”関連で警察の調査…韓国芸能界に再び緊張走るか

2020年07月28日 話題

「第2のプロポフォール」と呼ばれるが、まだ麻薬類に指定されておらず、不正乱用されているエトミーデートを使用した元アイドルが警察の調査を受けていたことがわかった。

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SBSは7月27日、『8時ニュース』を通じて「6月末、アイドルグループ出身の芸能人A氏が麻薬事件の関連参考人として警察に召喚され、調査を受けた。警察は大麻と全身麻酔誘導剤エトミーデートを処方なく販売する不法販売店を捜査中だったのだが、A氏が関連した痕跡が明らかになった」と報じた。

A氏は警察の調査で「麻薬を買ったり、使用したりしたことはなく、エトミーデートの購入を調べただけ」と陳述した。薬物使用を確認する毛髪検査でも陰性の所見が出たという。

A氏の所属事務所側は、「治療目的でエトミーデートを処方されて投与したことはあるが、不法に購入したことはない」と主張した。

人気歌手が使用し、倒れた状態で発見されたことも

白色の全身麻酔剤であるエトミーデートは、“牛乳注射”と呼ばれるプロポフォールと似ており、“豆乳注射”とも呼ばれる。

使い方も類似しており、睡眠内視鏡検査などで全身麻酔薬として使用されるが、プロポフォールが2011年に麻薬類向精神薬に指定されたことで管理が強化され、専門医薬品であるエトミーデートが代用薬として乱用される問題が着実に発生している。

それについて大検察庁が食品医薬品安全処と協議し、エトミーデートを麻薬類に指定することを検討中という状況だ。

先立って去る3月、歌手フィソンがソウル松坡(ソンパ)区の商店街のトイレで不法に購入したエトミーデートを使用して倒れ、意識を失ったまま発見されるという事件が起きて大きな衝撃を与えた。

フィソン

フィソンはその後2度もエトミーデート注射後に倒れた状態で発見され、警察の調査の結果、販売元から3回にわたって計26瓶のエトミーデートを購入していたことが明らかになった。

エトミーデートは容量を超過して投薬すると、呼吸停止のような副作用を引き起こす可能性があり、必ず医師の処方が必要な薬だ。

フィソンの事例で見られるように中毒性も高い。

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