2020年の上半期に韓国で熱い旋風を巻き起こしたドラマ『賢い医師生活』で主要キャラクターを演じたチョン・ミドが、キャスティング秘話を公開して注目を集めた。
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韓国のナ・ヨンソクPDによるYouTubeチャンネル「チャンネル十五夜」には7月9日、『賢い医師生活』で神経外科の副教授チェ・ソンファを演じたチョン・ミドの本読み過程が公開された。
初回の顔合わせでは、同作の演出を担当したシン・ウォンホPDが「とても有名な方だと聞いた。恐縮ながら、私はミュージカルや演劇はよくわからなくて…」とチョン・ミドに伝えた。
というのも、チョン・ミドは同作に出演するまでミュージカル界のスターとして知られていた。
プロデューサーの言葉を聞いたチョン・ミドは「そんなに有名ではないです」と返し、「ほかの有名人の方のように、ずば抜けた歌唱力を持っているわけではない」と笑って付け加えた。
続いて、「メディアの仕事はこれまでなかったんですか？」という質問に対しては「いつも公演が決まっていたので、撮影スケジュールが合わなかった」とし、「テレビの仕事と並行するのは、双方に被害を与えるようなので避けていました。今年はあえてスケジュールを決めていないので、テレビの仕事もできそうです」と期待感を高めた。
次に公開された本読み現場は、キャスティング前の段階だった。チョン・ミドはチェ・ソンファだけでなくチャン・ウニ役の台本もリーディングし、確かな実力を披露した。
その様子を目にしたスタッフは「とても安定的で、どんな役もすべてこなしますね。キャラクターを素早くキャッチしている。ミドさんに会ってから、悩みがもっと増えた」と絶賛した。
称賛に気分を良くしたチョン・ミドは、「ありがとうございます。配役に関係なく、本当に一生懸命やります。仕事で得るお金の2倍は報いるべきだと、いつも思っています」とポリシーも語っている。
続いてシン・ウォンホPDは、チョン・ミドのキャスティングにあたって、同じく主要キャストであるチョ・ジョンソクからの推薦があったことを伝えた。
映像の別カットでは、シン・ウォンホPDと食事を共にするチョ・ジョンソクが、チョン・ミドを熱心に推薦する様子が映されている。
「チョン・ミドのキャスティングを検討している」というシン・ウォンホPDの言葉を聞いたチョ・ジョンソクは、「それは大事件。ちょうど、チョン・ミドを推薦しようと思っていた」とし、「チョン・ミドには会ったこともない。性格も知らない。しかし、舞台での公演を見て、演技がとても上手で彼女にしか目がいかなかった。メディアに出演してくれないかと思った」と称賛の言葉を並べた。
このような背景を知った視聴者からは、「『賢い医師生活』がどれほど素晴らしい作品かを今一度思い知った」「共演者どうしにこんなエピソードがあったとは」「しばらくロスに陥っていましたが、この動画でまた胸が熱くなりました」といった反響が相次いでいる。
『賢い医師生活』は、韓国のケーブルチャンネルtvNで2020年3～5月にかけて放送されたドラマ。現在はNetflixを通じて各国で配信されており、20年来の友人である5人の医師が繰り広げるハートフルな人間ドラマが反響を呼んでいる。
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