ガールズグループNewJeansが所属事務所ADORと対立中、独自活動の窓口として使っていた「NJZ」のアカウントをすべて削除したことがわかった。
12月1日現在、「NJZ」アカウントはアクセスできない状態だ。専属契約の対立局面においてメンバーの声を直接伝えていた通路が消え、関心が集まっている。
NewJeansは所属事務所との対立が激化した今年2月、グループ名を暫定的に「NJZ」と明らかにし、関連SNSアカウントを開設して活動の近況を伝えてきた。NewJeansの親たちがこのアカウントを介して公式立場を発表したこともあった。
しかし10月30日、裁判所がNewJeansとADORの間の専属契約が有効であるという趣旨の1審判決を下して以降、大きく流れが変わった。
当時、裁判所は「ADORとNewJeansの間で締結された専属契約は有効である」と判断し、ADOR側を支持した。NewJeansメンバー側が主張したミン・ヒジン氏の解任などは契約解除の理由として認められず、「信頼関係の破綻」という主張も退けられた。事実上、NewJeansの“完敗”だった。
1審敗訴直後には「即時控訴」の意向を示したが、控訴期限(11月13日)を前日に控えた12日にADOR復帰を発表し、控訴を断念することになった。
まず、11月12日17時頃、ADOR側が公式声明を通じてヘリンとヘインの復帰を発表。「裁判所の判決を尊重し、専属契約を遵守する決定を下した」と説明した。
その2時間40分後には、ミンジ、ハニ、ダニエルの3人が“法律代理人”を通じて別途復帰の意思を発表した。
そうしたなか、「NJZ」のアカウントまで整理されたことで、NewJeansが復帰の手続きに入ったのではないかとの見方が出ている。ただし、一方的に復帰を伝えたミンジ、ハニ、ダニエルに対して、ADOR側は個別面談を推進するとだけ発表し、詳細は明らかにされていない。
NewJeansはこのまま完全体で復帰へと歩を進めていくのか、注目が集まっている。
◇NewJeans プロフィール
2022年7月22日にミュージックビデオを公開し、「NewJeans」として電撃デビューした5人組ガールズグループ。2004年生まれのミンジとハニ、2005年生まれのダニエル、2006年生まれのヘリン、2008年生まれのヘインで構成された。デビューアルバム『New Jeans』の発売と同時にライジングアーティストとして急浮上。デビュー曲『Attention』と『Hype Boy』が韓国Melonの「TOP 100」チャートで1、2位を記録した初のガールズグループとなった。またK-POPグループで初めてデビュー曲(『Attention』)がSpotifyの「ウィークリートップソング・アメリカ」にチャートインした。
■NewJeans、“完全体”の必要はある?一方的な復帰宣言の3人はいまだに「上から目線」
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