皮肉な転落…他人のバイクで無断飲酒運転、“デキ婚”ドラマ降板の俳優ユン・ジオンとは?

2025年09月18日 ニュース

俳優ユン・ジオンが飲酒運転により出演中だった作品を降板することになった。

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9月17日、ユン・ジオンが飲酒運転で摘発されたと報じられた。これにより彼は、撮影中だった新ドラマ『赤ちゃんができちゃった』(原題)から降板している。

同作は同名ウェブ小説が原作で、「結婚はない」と決めていた男女が、“一夜の過ち”によって予期せぬ妊娠に直面するというロマンスコメディだ。来年放送予定で、7月から撮影が始まっていた。

ユン・ジオン側は「飲酒運転をしたのは事実であり、そのため新ドラマを降板するのも事実」と公式に認めており、放送局のChannel Aも「ユン・ジオンが『赤ちゃんができちゃった』を降板したのは間違いない」と明らかにした。

ユン・ジオン
(写真提供=OSEN)ユン・ジオン

これを受けてユン・ジオンはXのアカウントを削除したが、報道が出た同日、インスタグラムに長文の謝罪文を掲載。「9月16日、記憶をなくすほど酒に酔い、路上に止まっていたバイクを無断で運転してしまいました。その後、すべての容疑を認め、現在被害状況を確認しています」と飲酒運転の事実を認めた。

さらに「私の軽率な行動で応援してくださった多くの方々を傷つけ、失望させてしまい、本当に申し訳ありません。二度とこのようなことが起きないよう戒めとし、生涯悔いながら生きていきます。今後の調査に誠実に臨み、下される処分を甘んじて受け入れます。弁解の余地はありません。改めて深くお詫び申し上げます」と述べた。

異色のブレイクも皮肉な結果に

ユン・ジオンは2013年に演劇でデビュー。ドラマ『トッケビ~君がくれた愛しい日々~』『秘密の森』『ミスター・サンシャイン』『輝く星のターミナル』などで端役を務めてキャリアを積んできた。転機となったのは2019年放送のドラマ『恋愛体質~30歳になれば大丈夫』。出演していた俳優オ・スンユンが飲酒運転ほう助で立件され降板したことを受け、ユン・ジオンが代役に起用され再撮影に臨んだ。

この“代役”で注目を集めた彼は、その後『メモリスト』『恋するイエカツ』『君は私の春』『智異山<チリサン>~君へのシグナル~』『明日』『嘘も通じない』『となりのMr.パーフェクト』など注目作に出演し、若手実力派俳優としての地位を確立してきた。『偶然かな。』では、日本人気も高いチェ・ジョンヒョプと共演したことで知られる。

しかし今回、皮肉にも飲酒運転俳優の代役で脚光を浴びた本人が、6年後に飲酒運転を起こし出演作を降板するという逆の立場に追い込まれた。

ユン・ジオン
(写真提供=OSEN)ユン・ジオン

『赤ちゃんができちゃった』制作陣は現在ユン・ジオンの代役を探している。彼が演じる予定だったイ・ミヌクは、ヒロインのチャン・ヒウォン(オ・ヨンソ)の幼なじみであり、カン・ドゥジュン(チェ・ジニョク)と三角関係を形成する重要な役どころ。すでに2カ月近く撮影が進み、第6話まで台本が完成している状況で、編集で処理するのは不可能だと判断した制作会社は、完成度を優先し、多額の損失を覚悟で再撮影を決めたという。

なおユン・ジオンは所属事務所IEUM HASHTAGとの専属契約が7月6日で終了しており、現在は事実上フリーの状態。IEUM HASHTAGは「契約終了後、次の所属先が決まるまで暫定的に仕事を手伝っていただけ」と説明している。

異例のキャリア転落を味わっているユン・ジオン。当面は活動自粛に入ると見られるが、再び表舞台に立てる日は訪れるのだろうか。

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