親友でライバルの2人、40代で頼んだのは“尊厳死の手助け”…キム・ゴウンとパク・ジヒョン、どう演じた?

2025年09月05日 ニュース

女優キム・ゴウンとパク・ジヒョンが、“ウンジュン”と“サンヨン”として登場した。

【写真】パク・ジヒョン、意外なボリューム感

9月5日、ソウルのアンバサダープルマンホテルでNetflixのドラマ『ウンジュンとサンヨン』の制作発表会が開かれた。

演出を担当したチョ・ヨンミン監督をはじめ、ウンジュン役のキム・ゴウン、サンヨン役のパク・ジヒョンが出席して場を彩った。

9月12日に公開を控えるドラマ『ウンジュンとサンヨン』は、互いを最も好きで憧れながらも、嫉妬し憎み合い、一生にわたって複雑に絡み合う2人の友人、ウンジュン(演者キム・ゴウン)とサンヨン(演者パク・ジヒョン)のすべての時間を描くNetflixシリーズだ。

チョ・ヨンミン監督は「『ウンジュンとサンヨン』は10代から40代まで、約30年近くを共に過ごした2人の物語。一時は憧れ、一時は憎んだが、やがて許し、和解する時間をたどる作品」と説明した。

キム・ゴウン、チョ・ヨンミン監督、パク・ジヒョン
(写真提供=OSEN)9月5日、『ウンジュンとサンヨン』の制作発表会に参加したキム・ゴウン、チョ・ヨンミン監督、パク・ジヒョン(左から)

キム・ゴウンはウンジュン役について、「母と2人で暮らしている。裕福ではなく、苦しくも質素に生きながらも母の大きな愛を受けて育った。貧しさを恥じているが、それを恥ずかしいと言える子だ。最初は静かすぎる作品かと思ったが、深みや物語が積み重なる過程に心を引かれた」と紹介した。

一方、パク・ジヒョンはサンヨン役について、「ウンジュンとは対照的に不自由なく育ったが、愛を受けられず傷を抱えた子。ウンジュンと違って正直になれない。台本を受け取ったとき、このキャラクターの物語が心に響いた。表現したい部分が多かった」と語った。

キム・ゴウンとパク・ジヒョンは、20代から40代までの人物をそのまま演じきった。10代から40代まで、互いの人生に交差してきた2人が、どんな存在として残るのか、どんな物語で視聴者の共感を呼ぶのか期待を抱かせる。

チョ・ヨンミン監督は「私はキム・ゴウンの大ファン。どんな作品でも一緒にやってみたかった。ウンジュンは演じるのが難しいキャラクター。誰ができるかと思っていたが、キム・ゴウンなら今まで見せなかった一面を見せてくれるという期待が大きかった」とキャスティングの理由を明かした。

また、パク・ジヒョンについても「『ブラームスは好きですか?』で呼吸を合わせた。サンヨンの広い感情のスペクトラムを、パク・ジヒョンならうまく演じてくれる確信があった。期待以上に表現してくれて感謝している。2人でなければこの作品はこうはならなかったと思う」と感謝を述べた。

キム・ゴウンとパク・ジヒョン
(写真提供=OSEN)キム・ゴウン(左)とパク・ジヒョン

パク・ジヒョンは「キム・ゴウンをずっと好きだった。嫉妬というより憧れ。違うようで似ている感情。憧れを認めて受け入れ、たくさん真似しようと努力した。女優をやっているといつか自分もああなれるのではと思った。オンニ(お姉さん、キム・ゴウンのこと)が私を引っ張ってくれた。尊敬して愛している先輩であり、オンニであり、同僚」とパートナーのキム・ゴウンを称賛した。

キム・ゴウンは「パク・ジヒョンにとても感謝している。私を好きでいてくれるエネルギーをたくさんもらった。こんなに愛されてもいいのかと思ったほど。だけど私は疲れるとすぐにむくむ。パク・ジヒョンはむくまなかった。一緒に撮影したのに私だけむくんだ。なぜむくまないのかと恨めしかった。同じように大変だったのに、なぜ私だけむくんだのかと」とユーモラスに話した。

ウンジュンとサンヨンは幼少期から長い時間を共にしてきたが、二度の絶交を経て疎遠になる。しかし40代になったサンヨンが、ウンジュンに「尊厳死の手助け」を頼み、2人の感情はさらに渦を巻く。

キム・ゴウン(左)とパク・ジヒョン
(写真提供=OSEN)キム・ゴウン(左)とパク・ジヒョン

パク・ジヒョンは「死に同行してほしいというサンヨンの頼みは利己的で厚かましい行為。でも死を前に許してもらいたい人がウンジュンであり、サンヨンにはもう残された人がいなかったから。生と死について多く考えた」と語った。

続けて「さまざまな本やドキュメンタリーを見て勉強した。直接経験がないから表現できるか悩んだが、監督やゴウンオンニが大いに助けてくれた。間接的な経験を通じて、できる限り没入して演じようと努力した。ゴウンオンニが前でウンジュンとして存在してくれたおかげで、よく没入して演じ終えることができた」と打ち明けた。

キム・ゴウンは「サンヨンがパク・ジヒョンで本当にありがたかった。心強さを言葉にできない。脚本家は『残される人たちの話』でもあると言っていた。同行を決めたとき、その後に残る自分のことをたくさん考えた。ウンジュンにとっても機会だった。送り出す機会を得たのだから。大切な人をどう送り出すか、一番考えた」と振り返り、涙を流した。

涙を流したキム・ゴウン
(写真提供=OSEN)涙を流したキム・ゴウン

『ウンジュンとサンヨン』は、長い歳月にわたり行き交った多様な感情のクロニクルを繊細に描き出したキム・ゴウンとパク・ジヒョンの好演と、誰もが持つ友人との記憶をあらためて噛みしめさせるストーリーで期待を集めている。

キム・ゴウンは、ライバル作品であるチョン・ジヒョンとカン・ドンウォン主演の『北極星』について、「尊敬して愛しているキム・ヒウォン監督の『北極星』を応援しているが、勝ちたい。尊敬して愛している『北極星』、そしてキム・ヒウォン監督、脚本家チョン・ソギョンを愛しているけど、それでも勝ちたい」と率直に答えた。

チョ・ヨンミン監督は「似た時期に公開される作品だが、色は違う。その作品はその作品として、私たちは私たちの作品として見てほしい。我々のドラマは『同行』だ。ウンジュンとサンヨンの人生をゆっくりたどって見ていただければ、後に何かが残るのではないか」と語り、関心を呼びかけた。

(記事提供=OSEN)

◇キム・ゴウン プロフィール

1991年7月2日生まれ。2012年の映画『ウンギョ青い蜜』で女優デビューした。新人だったものの存在感を見せつけて「東洋的な美女」だと注目が集まり、以降はドラマ『恋はチーズ・イン・ザ・トラップ』『トッケビ~君がくれた愛しい日々~』『ザ・キング:永遠の君主』『ユミの細胞たち』『シスターズ』などに出演。特に『トッケビ』を通じて日本でも知られるスター女優の仲間入りを果たした。

◇パク・ジヒョン プロフィール

1994年11月26日生まれ。2014年に短編映画『真心』(原題)でデビュー。2018年の映画『コンジアム』で本格的に名前を知らせ、ドラマ『新米史官ク・ヘリョン』『ブラームスは好きですか?』『ユミの細胞たち』で主演を務めた。2022年の大ヒットドラマ『財閥家の末息子~Reborn Rich~』でスニャングループの嫁であるモ・ヒョンミン役を演じ、視聴者に強い印象を残した。趣味はゴルフ。

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