NCT DREAMが、安東(アンドン)市で忘れられない思い出を刻んだ。
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8月19日に放送されたバラエティ番組『アイドルフェスタ大作戦 全国きらきらツアー』の第2話では、韓国伝統文化の中心地・安東(アンドン)を訪れたNCT DREAMの旅が描かれた。
地域の特産物とライブ公演を“ワンプラスワン(1+1)”で届けるというコンセプトで、ポップアップイベントからライブ公演の集客まで行ったメンバーたちの奮闘が安東を盛り上げ、全国から集まったファンと地元住民に忘れられない思い出を残した。
番組は、事前ミーティングを装った“ドッキリ企画”で幕を開けた。7人のメンバーは、次々と焼肉店に到着。突然出題されたクイズや歌のミッションなど、予想外の状況に直面し、最初は戸惑いを見せたものの、店内に隠された「リンゴ」や「歌手ヨンタク」などのヒントを手がかりに、最終目的地が安東であることを突き止めた。
安東は、NCT DREAMが過去に壁画ボランティアや、嶺南地域の山火事被害への寄付を通じて縁を結んできた、意味深い場所だ。今回の訪問でメンバーたちに与えられたのは「リンゴ販売」のミッションだ。1日限定で“安東リンゴアンバサダー”に任命された彼らは、公演チケットの代わりに特産物のリンゴを自ら販売するという特別な挑戦に臨んだ。販売経験がなく戸惑う姿も見られたが、ガイド役のDinDinによる「人の心をつかむ戦略」と「安東方言特訓」のおかげで、次第に自信を取り戻した。
公演当日、NCT DREAMが最初に向かったのはライブ会場となる安東体育館だった。会場の大きさに圧倒されたメンバーたちは「客席がリンゴに見える」と緊張を漏らした。彼らは、1日でリンゴ販売と公演の宣伝を同時進行しなければならないことにプレッシャーを感じていたが、本格的な作戦会議を開き、公演を知らせる団体スローガンを決めたほか、方言を用いた宣伝フレーズまで録音し、決意を固めた。
最初のポップアップは安東の韓屋ブックカフェで開催された。会場には地元市民に加え全国各地からシズニ(ファンダム名)が集まり、これまでのポップアップの中でも最多となる来場者数を記録し、熱い関心を証明した。メンバーたちはステッカー貼りやリンゴ販売、案内や宣伝など役割を分担し、デビュー10年目のチームワークを存分に発揮した。
特に宣伝を担当したチソンは「長年たくさんのファンと会ってきたけれど、こんなに近くで会ったことはほとんどなかった」と照れながらも、すぐに慣れて対応する姿を見せ、注目を集めた。
続いてのポップアップは安東市庁で行われ、屋外トラックチームと市庁訪問チームに分かれてファンと交流した。特に市庁訪問チームは最初こそ苦戦したが、親しみやすい会話で職員たちの心を掴んだ。また、様々な背景を持つファンとの出会いは深い感動を呼んだ。NCT DREAMの音楽で胎教をされたという女の子や、2024年の山火事被害を経験した住民の孫、さらに2019年の安東訪問時に壁画ボランティアを担当した関係者など、特別な縁が次々とつながり、会場を温かい雰囲気で包み込んだ。
そして、ハイライトであるNCT DREAMのライブ公演は、目が離せないほどの熱気で会場を包み込んだ。客席はペンライトの代わりにリンゴを持った市民やファンで埋め尽くされ、7人が揃って登場したNCT DREAMは『BTTF』『CHILLER』『Hello Future』などのヒット曲を次々と披露し、華やかなパフォーマンスを繰り広げた。さらに、この公演ならではの“リンゴタイム”も行われ、観客の熱い歓声を引き出した。
この日販売したリンゴの数は合計3881個。“安東リンゴアンバサダー”として活躍したメンバーたちは、わずか6時間で達成した驚きの成果に感激を隠せなかった。販売金は意義ある場所に寄付される予定だ。
NCT DREAMは「安東とNCT DREAMの間には特別な縁があると思っていましたが、こうしてまた訪れることができて本当に光栄です」と感謝を伝え、チソンは「僕の人生の最後まで、安東は一生良い思い出として残ると思います」と温かなメッセージを添えた。
観客からも「990ウォンでリンゴと公演を同時に楽しめて最高だった」「顔の甘さもリンゴ級」「普段は3時間かけて会いに行くのに、今回は30分の距離で見られて幸せ」「一度もコンサートに行ったことがなかったけれど、近くの地域に来てくれて感動した」といった反応があふれ、安東の熱気をさらに高めた。
なお、『アイドルフェスタ大作戦 全国きらきらツアー』は、毎週火曜夜10時からMnetで放送される。次回放送はZEROBASEONEが原州市でトウモロコシ販売に挑戦する姿が予告され、期待が高まっている。
(記事提供=OSEN)
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