25年前にゲイであることをカミングアウトを宣言したタレントのホン・ソクチョンが、当時の心境、その後の変化を語った。
8月16日夜に韓国で放送されるトーク番組『人生が映画』では、「世のあらゆる差別に堂々と立ち向かった作品」特集を放送。ゲストにはホン・ソクチョンを迎える。
この日の放送では、人種差別、性差別、障がい者差別など、世の中に存在する様々な差別や偏見に立ち向かう映画を紹介する。
2000年に“勇気あるカミングアウト”を宣言したホン・ソクチョンは、クィア文化が自然に受け入れる現代の雰囲気について、「いつ、このような時代が来るのかと待っていた」と述べ、当時の記憶と、その後変わった世界について本音を語る。
MCのイ・ジェソンが「順風満帆の道を歩んでいた中で、ある瞬間に自分を堂々と表した」と話を振ると、ホン・ソクチョンは「少し早かったのではと悩んだこともあったが、その選択が韓国社会を少し開かれた方向へ向かわせる出発点になったと思う」と当時を振り返った。
これに対し、共演者の映画ライター・コイオプタ氏は「21世紀の韓国芸能界で最も重要な出来事の一つ」と評価。映画評論家/ユーチューバーのライナーも「世の中が変わったからホン・ソクチョンが現れたのではなく、ホン・ソクチョンがその言葉を口にしたから世の中が変わった」と述べ、その勇気ある告白が持つ社会的影響力と象徴性を強調した。
番組では『ゲット・アウト』『サムジンカンパニー1995』『オアシス』など、差別や偏見に立ち向かった作品を通じて、映画が投げかける社会的メッセージを深く分析する予定だ。
また、ホン・ソクチョンの芸能界デビュー秘話も明かされる。過去にKBS公開採用の芸人テストに合格したが、「2カ月で、この道は自分の道ではないと思った」として辞め、俳優の道へと進んだ理由を語る。
さらに、コイオプタが「この人、なんでこんなにあちこち出てるんだろうと思った」と冗談を交えつつ、多彩なカメオ出演を紹介。2020年委は大ヒットドラマ『梨泰院クラス』にも出演している。
その中である作品が話題に上ると、ホン・ソクチョンは「僕にすごく関心があったんですね」と驚きを見せたという。映画評論家に強い印象を残した作品とは何なのか、期待が高まる。
(記事提供=OSEN)
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