注目の最旬俳優チェ・ウシク、Netflix映画『狩りの時間』で新境地「学んだことが多い」【インタビュー】

2020年05月10日 話題 #韓国映画

俳優チェ・ウシクが、Netflixで配信中の新作映画『狩りの時間』で帰ってきた。

劇中、家族思いで義理堅い青年ギフンを熱演したチェ・ウシクは、「個人的にジャンル物が好きで惹かれた。ユン・ソンヒョン監督が設計したディストピアにも興味があった」と切り出した。

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『狩りの時間』は、世界190カ国のNetflixで公開された。「今回の作品では、これまで演じたことのない姿だったので期待と心配があった。完成版を拝見したらとても良かったので、すごく気持ちよかった」という。

映画館の大きなスクリーンで披露できないことに対し、未練があってもおかしくない状況。それでもチェ・ウシクは、“世界公開”の意義を強調した。

「世界の方々と同時に楽しめて良かった。『パラサイト 半地下の家族』のおかげで僕にたくさん関心を寄せてくださったので、早く披露したかった気持ちもあった。『狩りの時間』は俳優として新しい経験と成長をした作品。現場で学んだことも多い。ユン監督に対する期待も大きかったし、俳優イ・ジェフン、アン・ジェホン、パク・ジョンミン、パク・ヘスさんとは、ぜひ共演したいと願っていた。そこがすごく意味があった。いい意味で熾烈だった」

特に、共演した俳優たちから「本当に学ぶことが多かった」という。

(写真=Netflix)

「ジェフン兄さんは、年長者としての役割がどれほど重要かを教えてくれて、僕もこんな先輩になりたいと心底思った。ジェホン、ジョンミン兄さんからはキャラクターを立体的に表現する方法を学んだ。2人とも相手を気楽にさせるので、僕も本気を出せた。ヘス兄さんとは一緒にいる時間が少なくて残念だった」と話した。

映画『パラサイト 半地下の家族』によって、忠武路(チュンムロ/米ハリウッドのような映画の街)の最旬俳優となったチェ・ウシク。その後、出演のオファーが殺到し、『ワンダーランド』(原題)、『警官の血』(仮題)に出演が決まっている。

『パラサイト 半地下の家族』以降、変わったことはあるだろうか。

彼は「インスタグラムのフォロワーが増えた」と笑い、「外国語のコメントも多くて、『パラサイト』の力を実感した。本当に愛されているんだな、と。両親にも親孝行した気持ちだ。年中、幸せな笑顔で迎えてくださった」と話した。

世界で様々な賞を受賞したが、「全米映画俳優組合賞・映画部門のキャスティング賞が、どの賞よりも重く感じた」という彼は、「今後、この重みに耐えながら演技に励んでくれと言わんばかりに、肩の荷が重くなったのも事実だ。怠けないように自分に鞭を打つきっかけとなった。『パラサイト』は、前に進める原動力になった」と振り返った。

学生時代をカナダで過ごしたチェ・ウシクは、英語が堪能だ。

(写真=Netflix)

ハリウッド進出の計画はあるかと尋ねると、「『パラサイト』のおかげで経験が増え、視野も広がった。この世には本当にいい映画といい俳優が多いと感じたし、期待も膨らんだ。ただ、今はまず韓国でうまくやって、韓国映画でほめられたい」と述べた。

また、「ポン・ジュノ監督とは日常的に話し合っている。先のことは分からないが、また(映画を作る)その過程をご一緒できればいいなと思う」と言い、今後の活躍に期待を高めた。(了)

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