韓国歌手ジェシーのファンを暴行したとされるラッパーのコアラが、自筆の謝罪文を公開した。
事件は法的に終結しているが、本人は「言い訳も他人のせいもない」と全面的に責任を認め、反省の意を表明している。
コアラは6月4日、自身のインスタグラムに直筆の手紙を投稿し、「このような形でお伝えするまでに時間がかかってしまい、申し訳ありません。すべてが法的に整理されるのを待つのが正しいと判断しました」と経緯を説明した。
さらに、「まず被害者の方とそのご家族に心からお詫び申し上げます。本当は直接お会いして謝りたかったのですが、私と顔を合わせたくないというお気持ちも当然だと思います。あのような経験をされる理由はまったくなく、私が与えてしまった苦しみに深く反省しています」と謝罪。
「今回の件で、直接・間接的に傷ついたすべての方々にもお詫びします。多くの方を失望させてしまったことを自覚しており、その責任を重く受け止めています」とも述べた。
また、「暴力を最初にふるったのは私ではありませんが、彼は私たちの同行者のひとりであり、軽率な判断と誤解が事態を悪化させた点で、私にも大きな責任があります。あのような事態にしてしまったのは完全に私の過ちであり、その結果は受け入れ、責任をもって生きています」と語った。
「この過程に向き合うことは簡単ではありませんでしたが、自分自身を見つめ直し、成長する機会になりました。言い訳も、他人のせいにすることもありません。あるのは、そこから得た教訓だけです。今も静かに、真摯に、自分と向き合い、より良い人間になれるよう努力しています」とつづっている。
最後に、「困難な時期にも応援してくださった方々に感謝申し上げます。また、失望された方々には、皆さんの声を受け止め、より良い姿をお見せできるよう努力していることをお伝えします。事件はすでに正式に終結しましたが、今後は行動で信頼を取り戻していきたい」と締めくくった。
事件は2023年8月に発生。道端でファンのA氏がジェシーに写真撮影を依頼した際、彼女の集団にいた男性から暴行を受けた。ジェシーは暴行を止めたあと現場を離れ、通報により駆けつけた警察が関係者に加害者の所在を尋ねたが、「知らない」と答えたとされる。
その後の警察の捜査で、ジェシーには犯人隠避や逃亡幇助の嫌疑は認められず、不起訴処分に。一方、暴行に関与したとされるコアラは、検察に送致された。
なおジェシーは、音楽活動のみならずテレビ出演などでも注目を集める存在で、過去には自身が豊胸手術を受けたことも公にしており、率直な発言や飾らないキャラクターでも知られている。
(記事提供=OSEN)
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