Mnetのボーイズグループオーディション番組『BOYS PLANET』から誕生した“長男”ZEROBASEONEは大人気を博したが、“次男”がバトンを引き継ぐ準備をしている。
『BOYS 2 PLANET K』が韓国で7月に放送を開始する。新たなボーイズグループを選ぶ“超大規模”グローバルオーディション番組だ。
去る2023年のシーズン1ではZEROBASEONEが誕生した。デビューから5作品連続でミリオンセラーになった。空前絶後の記録だ。
シーズン1が大成功を収めると、シーズン2への期待も高い。CJ ENMのシン・ヒョングァン音楽コンテンツ事業本部長は「これまでオーディション番組を多く手掛けてきたが、このような規模は初めてだ」として、「約110カ国から参加者が応募してきた。600社以上の韓国と海外の芸能事務所から連絡があった」と話した。
歴代最大級の規模だ。参加者たちのラインナップも華やかになることと期待されている。デビュー経験のあるアイドルも先を争って登場する。
ボーイズグループVERIVERY、DKB、WHIB、WEiなどのメンバーが参加する意思を明らかにした。すでにグループでは活動中断のニュースを伝え、『BOYS 2 PLANET K』でまた別のスタートラインに立つ。
番組に参加する意思を明らかにしたある男性アイドルの所属事務所関係者A氏は、「応援している。もっと上手くいってほしい」という意向を伝えた。激しい競争のなかで、まだ日目を見ることのできなかったメンバーたちの新しい出発を応援するという声だ。
同時に、“ウィン・ウィン”戦略に対する期待もある。最終デビューメンバーに選ばれなくても、グループ名を知らせる効果を期待している。関係者のA氏は、「少しでもグループ名が知られることを願う。プロモーション効果を期待している」と話した。
ただ、憂慮する声もある。『BOYS 2 PLANET K』の最終デビューメンバーとして活動するとしても、依然として既存のグループでの活動を並行しなければならない。このため、彼らの活動を必ずしも応援することはできないという事情もある。また別の関係者B氏は、「内部的に絡まった関係がある」と慎重な反応を示した。
参加を公表しないケースもある。関係者C氏の所属事務所のアイドルも『BOYS 2 PLANET K』に参加する。ただ、現在もこれを公表できずにいる。一部のメンバーが番組に出演する間、グループ活動は止めざるを得ないためだ。ユニット活動は可能だが、ある程度売れることが保障されなければならないので、可能性が低い。これに伴うファンの反発も無視できない。オーディション参加は所属事務所にとっては一種の賭博だ。
ある音楽業界の関係者は、「再デビューしたアイドルの事例は多い。再デビューに失敗しても既存のグループの人気に役立つことは事実だ」として、「『再挑戦』というリスクを考え、当事者としてはたくさん悩んだ末に行う挑戦であるだろう」と説明した。
“中古ドル”(中古とアイドルを合わせた名称)という表現に対する指摘もあった。これ自体が蔑称だという意見だ。関係者は、「すでにデビューしたアイドルとして再挑戦するしかない事情を考慮しなければならない。挑戦そのものを非難することはできない」と話した。
なお、『BOYS 2 PLANET K』は韓国で来る7月17日に放送予定だ。
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