ドラマ『おつかれさま』で高い評価を受けている俳優パク・ボゴムが、音楽番組のMCとしては厳しい現実にぶつかっている。
彼がMCを務める音楽番組『THE SEASONS~パク・ボゴムのカンタービレ』(KBS2)の視聴率が、期待を裏切って0%台に下がってしまったのだ。
パク・ボゴムは3月14日から同番組を担っているが、その視聴率は第1回が1.5%、第2回が1.0%と下がり、直近である3月28日に放送された第3回では0.9%まで落ちてしまった。
ただ、この結果は最初から見えていたかもしれない。というのも、パク・ボゴムでシーズン7を迎える『THE SEASONS』という番組自体に魅力がないと指摘されて久しいからだ。
そもそも『THE SEASONS』は2023年2月にスタートしたシーズン制の音楽番組だ。シーズン1は2PM出身のパク・ジェボムがMCを務め、以降、順番にJannabiのチェ・ジョンフン、AKMU、イ・ヒョリ、ZICO、イ・ヨンジが番組を任されてきた。
しかし、視聴率はいずれも0~1%台で、2%台に入ったことすらない。韓国メディア『スポーツ朝鮮』は、「『THE SEASONS』は繰り返されるフォーマットにより視聴者の退屈を招き、視聴率0%台で苦戦を続けてきた。そのため、番組の存在意義を問う声も相次いでいた」と酷評したことがある。
そんな番組を救うため、歌手ではない、俳優のパク・ボゴムが抜擢されたわけだ。しかし第3回を終えた時点で、いつもの『THE SEASONS』と同じく、低視聴率に落ち着いてしまった。
パク・ボゴムはとあるインタビューで、『THE SEASONS』でMCに挑戦することについて聞かれ、「ミュージシャンたちの話を聞ける機会はなかなかないと思ったし、ファンと会える機会でもあったので、チャンスを逃したくなかった」と答えた。
そして「いつか機会があればミュージシャンの話をもっとたくさん聞いて、たくさん学んで、自分が出演する作品や誰かの作品に、たとえ1曲でも提供できたらという気持ちが芽生えた。大学院も関連の学科に進学して勉強したし、今でも関心を持ち続けている」と将来の展望を語ったことがある。
彼の高い音楽への関心が、『THE SEASONS』のMCを務めるきっかけだったわけだ。しかし現在の視聴率を見る限り、彼にとって最後の音楽番組になってしまう可能性も否めない。
俳優としての評価が高騰しているなかで、パク・ボゴムは“オワコン”とされる音楽番組を今後、どこまで盛り上げることができるだろうか。『THE SEASONS』の視聴率が注目される。
(文=スポーツソウル日本版編集部O)
◇パク・ボゴム プロフィール
1993年6月16日生まれ。本名同じ。2011年に映画『ブラインド』(原題)で俳優デビューした。2015年に放送されたドラマ『恋のスケッチ~応答せよ1988~』や翌年放送の『雲が描いた月明かり』などがヒットし、一躍有名俳優に。2018年には女優ソン・ヘギョと共に主演を務めた『ボーイフレンド』で韓国にとどまらない熱い人気に拍車をかけた。好青年ならではの爽やかなビジュアルから、韓国では「人間ポカリ」と呼ばれることも。2022年4月に兵役義務を終えて除隊した。
■【写真】『おつかれさま』IU♡パク・ボゴム、甘々のカップルSHOT
前へ
次へ