日韓国交正常化60周年を記念し、BS日テレで韓国の男性ボーカルオーディション番組の日本版が放送されることになった。
『現役歌王JAPAN』は、韓国ケーブルテレビ局MBNで2024年11月から今年2月まで放送された『現役歌王2』の日本版にあたる。
『現役歌王2』は韓国において12週連続で同時間帯の視聴率1位を記録し、火曜のバラエティ番組全体でもトップを独走した人気番組だ。
今回の『現役歌王JAPAN』は、ジャンルや経歴を問わず、“歌への情熱”に溢れた20~30代の日本人男性を対象に実施される。
優勝者には1000万円の賞金が授与されるほか、同番組で“最強ボーカル”に選抜された7人は韓国で放送される『韓日歌王戦』や『現役歌王2』メンバーと共演するスピンオフ番組に出演し、“日韓同時デビュー”を果たすチャンスも与えられる。
何より、これまで『現役歌王』シリーズや『韓日歌王戦』『韓日トップテンショー』などの人気番組を多数手掛け、日韓の音楽交流の架け橋を担ってきた制作会社クレアスタジオが全般的な制作を引き受けることから、韓国でも期待が高まっている。
また、BS日テレの担当プロデューサーは『現役歌王JAPAN』を編成した理由として、クレアスタジオのソ・ヘジン代表の圧倒的な演出力を高く評価したという。
同プロデューサーは「ソ・ヘジン代表は韓国の国民的スターを誕生させたのに続き、次々とヒット作を生み出している圧倒的な演出力が魅力のプロデューサーだ」とし、次のように語っている。
「『現役歌王2』の収録を見たが、オーディション番組であるにもかかわらず、すべてがライブ演奏で行われ、ダンサーの振付や衣装、セットに至るまで、まるで大型コンサートのような演出が展開されていた。80台ものカメラの数、準優勝に輝いた10人にそれぞれに新曲を制作するなど、日本では考えられない規模の番組だったので驚いた」
「彼女の演出力が詰まったコンテンツをBS日テレがともにできることが誇らしい。まもなく誕生する『現役歌王JAPAN』と、同番組を通じて発掘される7人のスターに対する期待がいっぱいだ」
「今年の日韓国交正常化60周年を記念するに値する、日韓の架け橋になれるコンテンツにしようと思うので、期待をお願いする」
また、クレアスタジオも「『現役歌王JAPAN』が日本国内で編成されることが確定し、非常に嬉しくて幸せだ。直接制作に携わるだけに、日本のテレビと音楽業界に新しい風を吹き込めるような番組にできるよう最善を尽くす。たゆまぬ関心と応援をお願いする」とメッセージを伝えた。
『現役歌王JAPAN』は現在、2次募集を実施中だ。応募締切は来る4月12日24時までで、番組公式ホームページ内の応募フォームを通じて応募ができる。
なお、『現役歌王JAPAN』の収録は今年5月よりスタートする予定だ。
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