韓国の40代女性歌手が、国内で独島(竹島の韓国呼称)に関する広報活動を行う市民団体「領土守護 独島愛の会」の広報大使に就任した。
社団法人「領土守護 独島愛の会」(以下、独島愛の会)は3月17日、京畿道高陽市(キョンギド・コヤンシ)にある独島広報館で女性トロット歌手のプングムを「独島広報大使」に任命し、委嘱状を授与した。
同日の委嘱式には、独島愛の会のキル・ジョンソン中央会長をはじめ、楽曲『独島は我が領土』を歌ったことで知られる歌手兼教授のチョン・グァンテ、プングムのマネージャーを務めるオ・ジュヨン理事などが出席し、プングムの広報大使就任を祝福した。
プングムに委嘱状を渡したキル・ジョンソン中央会長は「23年間、文化・スポーツ界のさまざまな分野の方々が、独島広報大使を引き受けて活動している」とし、「独島広報大使として自負心を持って活動することを願う」と期待を寄せた。
また、チョン・グァンテ教授も「力強い応援を送る。忘れられない歌手になるためにはヒット曲も重要だが、何よりも誠実さが大切だ」と、先輩歌手としてのアドバイスを伝えた。
広報大使に任命されたプングムは、「努力する歌手として、善良な影響力を実践する歌手として最善を尽くす。独島愛、トロット愛をともに伝えていきたい」と力強く語った。
プングムは1982年7月8日生まれの42歳。2013年に『全国のど自慢』の上半期決算大会で奨励賞を受賞すると、同年に『Illusion of Love』をリリースして歌手デビューした。
その後、『トロット神がやって来た2』『ハロートロット』『ミストロット3』など多数の音楽番組に出演。高い歌唱力を評価され「リトル・イ・ミジャ」という愛称もつけられた。特に、『ミスタートロット』優勝者の歌手イム・ヨンウンとはさまざまなカバーステージを披露し、自身の実力を知らせた。
以降も『朝の広場』『歌謡舞台』『開かれた音楽会』などの人気音楽番組に出演し、幅広い世代から愛されている。
そんなプングムは、3月15日の釜山(プサン)公演を皮切りに、韓国国内を回る全国ツアーを開催中だ。今後は4月19日に光州(クァンジュ)、5月24日に大邱(テグ)で公演を予定している。
そのほか、個人YouTubeチャンネル「プングムTV」でも積極的に動画投稿を行っている。
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