複数人で抵抗不可能状態の女性に性的暴行 特殊準強かん容疑の元NCT・テイルが不拘束起訴された理由

2025年03月05日 話題 #NCT

性犯罪を犯してボーイズグループNCTを脱退したテイルが、特殊準強かんの容疑で不拘束起訴された。

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ソウル方背(パンベ)警察署は昨年6月、被害者からの告訴を受け、テイルと共犯者2人を含む計3人に対する拘束令状を申請した。

ただ、裁判所は彼らが犯行を認め、逃亡の恐れがないと判断し、拘束の必要性が低いとして請求を棄却した。

今後、テイルら被告人は身柄を拘束されない状態で裁判が進められる。被告人が犯行を否定していないことから、法的な争点は「犯行の有無」ではなく「量刑の程度」に焦点が当てられるとみられる。

捜査と司法手続きの流れは?

今回の事件における主要な公務執行の流れは以下の通りだ。

まずは、警察による拘束令状の申請だ。

ソウル方背警察署は、テイルと共犯者2人を特別準強かんの容疑で拘束令状を申請した。

この容疑は、凶器を使用した場合や複数人による性的暴行が起きた場合に適用されるものだ。今回のケースでは凶器の使用はなかったものの、2人以上が共謀し、心神喪失状態の被害者を暴行した疑いがある。

次に、裁判所が拘束令状を棄却した。被告人が犯行を認めており、証拠隠滅や逃亡の恐れが低いと判断したためだ。

これに対し、検察は去る2月28日、テイルと共犯者2人を特殊準強かんの容疑で在宅起訴(不拘束起訴)した。

起訴の過程で、テイルは健康上の理由で検察の出頭要請に応じず、診断書と弁護士の意見書を提出したことが伝えられた。もっとも、事情聴取の不応は裁判において不利に働く可能性がある。

テイル
(写真提供=OSEN)テイル

前所属事務所のSMエンターテインメントは昨年10月、テイルが告訴されたことを受け、同氏との専属契約を解除した。事件の捜査が始まった初期段階で、迅速に契約解除を決断した。

芸能界では、過去にも性犯罪事件がたびたび社会問題となってきた。

例えば、歌手コ・ヨンウクは2010年と2011年に未成年者に対する性的暴行及び強制わいせつの罪で実刑判決を受けた。俳優イ・ギョンヨンは2001年に未成年者への性的暴行容疑で告訴され、芸能活動を一時中断した。

また、元BIGBANGのV.I(スンリ)は「バーニング・サン事件」で性売買、性売買斡旋など複数の罪で懲役1年6カ月の実刑判決を受けた。

同事件では、歌手チョン・ジュニョンと元FTISLANDのチェ・ジョンフンも違法撮影及び性的暴行の罪で、それぞれ懲役5年と懲役2年6カ月の判決を受けた。

◇テイル プロフィール

1994年6月14日生まれ、本名ムン・テイル。2013年にSMエンターテインメントに入り、約3年半、練習生として過ごした。2016年4月にボーイズグループNCTの初ユニット「NCT U」のメンバーとしてデビュー。同年7月には「NCT 127」のメンバーとしてもデビューした。2021年7月、インスタ開設から1時間45分でフォロワー100万人を突破し、当時のギネス記録を更新した。2024年8月、性犯罪関連の刑事事件で提訴され、グループ脱退が発表された。

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