韓国の“元”トップスター ユ・スンジュン が、中国での芸能活動を本格化させているようだ。
ユ・スンジュンは2月13日、自身のインスタグラムに「うちの長兄~!!永遠に若いジャッキー・チェンと一緒に」というコメントとともに、数枚の写真を投稿。公開された写真には、長年の親交があるジャッキー・チェンと仲良くポーズを取る姿が収められている。
ユ・スンジュンは 2002年に兵役を回避したとされ、韓国政府から入国を禁止 された。韓国でトップスターとして活躍していた彼は、当初「軍入隊する」と公言していたが、突如 アメリカ市民権を取得。これにより兵役義務が免除されると、韓国国内では「兵役逃れ」として大きな批判を受けた。世論の反発を受けた韓国法務部(法務省)は、彼の入国を全面禁止。以来、彼は20年以上韓国の地を踏めない状況が続いている。
しかし、2007年になると ジャッキー・チェンの支援を受け、彼の所属事務所「JCグループ」と契約。これを機に、中国での芸能活動を本格化させた。
彼は映画 『ラスト・ソルジャー』(2010年)、『キング・オブ・ヴァジュラ 金剛王』(2011年) などに出演し、俳優としてのキャリアを再スタート。また、2012年の「第65回カンヌ国際映画祭」 にはジャッキー・チェンとともに出席し、中華圏エンタメ界での存在感を示した。
韓国での活動再開を望むユ・スンジュンは、長年にわたり入国許可を求める訴訟を続けてきた。2015年には韓国政府を相手取り訴訟を起こし、2023年11月に 韓国大法院(最高裁判所)で最終勝訴。
しかし、韓国駐ロサンゼルス総領事館がビザ発給を拒否。結果として、韓国入国の道は依然として閉ざされたままだ。現在もビザ発給をめぐる法廷闘争が続いており、彼が韓国の地を踏む日は未だ見えてこない。
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