『愛の不時着』出演俳優の“謝罪”は誰に向けられたものなのか…放送 or 編集のジレンマに陥る放送局

2025年01月04日 話題

ドラマ『愛の不時着』などで知られる俳優キム・ジョンヒョンの“謝罪”が連日話題になっている。

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「過去に反省すべきことをたくさんした。いつも心が重かった。どうしても謝りたかった」

これは、キム・ジョンヒョンが「2024 KBS演技大賞」の舞台上で口にした言葉だ。同大賞は12月31日に生放送される予定だったが、済州(チェジュ)航空の旅客機事故を受けて収録に切り替わり、現時点では未放送となっている。

だが、式の情報はSNSなどですでに広く知れ渡っている。受賞などはネタバレになるため自制しているようだが、一部受賞者の感想は防げない状態だ。

キム・ジョンヒョン
(写真提供=Story Jカンパニー)キム・ジョンヒョン

そのなかでも特に注目を集めているのが、ドラマ『タリミファミリー』で対象にノミネートされたキム・ジョンヒョンの受賞の感想だった。対象こそ明示しなかったが、物議を醸した2018年のドラマ『時間』で共演したソヒョン(少女時代)が式のMCを務めていたことから、彼女に伝えたのではないかという推測が支配的だった。

しかし、キム・ジョンヒョン本人も周辺も特定の対象を指していないとしており、推測の域を出ていない。

キム・ジョンヒョンは『時間』の製作発表会から健康上の理由で降板するまで、ソヒョンの負担になるような行動を貫いたことで物議を醸した。ソヒョンは『時間』終了時のインタビューで多くは語らなかったが、少なからず気苦労をしたと知られた。 

ただ、キム・ジョンヒョンの受賞の感想が広まると、否定的な世論が大きくなり始めた。ソヒョンを一方的に傷つけた上に、6年という時を経て一方的な謝罪しかしなかったことで、ソヒョンへの配慮がなかったという主張だ。ただし、これはキム・ジョンヒョンの謝罪の“対象”がソヒョンでなければならないという前提があるだけに、推測は自制しなければならない。

対象を明示していないため、推測が推測を生み、議論は日々大きくなっている。これに対して、式を主催したKBSは苦心するしかない。11日の放送でキム・ジョンヒョンの感想をそのまま放送するか、編集すべきかジレンマに陥っているのだ。

果たして、キム・ジョンヒョンの感想は電波に乗るのだろうか。様々な面で注目を集める「2024 KBS演技大賞」は、1月11日21時20分より放送。

(記事提供=OSEN)

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