韓国の慶尚北道(キョンサンブクド)・安東市(アンドンシ)が、ドラマの撮影過程で文化財を毀損した公共放送局KBSに法的措置を予告した。
安東市庁は1月3日、KBSの新ドラマ『主役の初体験、私が奪っちゃいました』の撮影チームが、ユネスコ世界文化遺産にも登録されている屏山(ピョンサン)書院を毀損した件に関して、被害状況を確認したあと告発すると明らかにした。
先立って2日、オンラインコミュニティには屏山書院を訪問した建築家のミン・ソホン氏が、KBSドラマ撮影チームが文化財を毀損する光景を目撃したという文が掲載され、波紋が起きた。
ミン氏は「書院内部のあちこちにドラマの小道具のような物が置かれていて、何人かのスタッフは木の柱に釘を刺していた」と暴露。この事実が広まると、KBSは「視聴者の皆様にご心配をおかけした点、心より申し訳なく思う」と発表したのだった。
続いて「製作陣は昨年末、安東の屏山書院で事前に撮影の許可を受け、小道具を設置する過程で現場の観覧客から文化財になぜ釘を打ち、小道具を付けるのかという内容の抗議を受けた」と明かした。
なお、『主役の初体験、私が奪っちゃいました』は、恋愛ファンタジー小説の脇役に異世界転生した平凡な女子大生が、物語の主人公ナムジュと“一夜を過ごした”ことから始まる物語。木村拓哉主演映画『グランメゾン・パリ』にリック・ユアン役として出演している2PMのオク・テギョン、少女時代のソヒョンが主演を務める。
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