2000年代の開始とともに、日本に沸き起こった韓流ブーム。ドラマで火が付いた人気はやがてK-POP人気へとつながり、今では10代たちも熱狂する“第3次韓流ブーム”が起きている。
気になるのは、かつて人気だった“あの人”たちのその後だ。
彼ら彼女らは今、どうしているのだろうか。
シリーズでお届けする意欲企画。今回はTOKIOの長瀬智也とも映画で共演し、大作ドラマ『太王四神記』ではあの“ヨン様”ことペ・ヨンジュンの敵役も務めた韓国屈指のカリスマ俳優チェ・ミンスのその後と現在について紹介しよう。
1995年に韓国で放映されたドラマ『砂時計』。最高視聴率64.5%の記録を打ち出し、リアルタイム視聴のために帰宅する人が多かったことから「帰宅時計」との造語も生み出した、韓国ドラマ史上に残る不朽の名作として知られている。
長瀬智也演じる刑事・早瀬祐太郎と、チェ・ミンス演じる韓国のエリート刑事キム・ユンチョルの友情とバトルは話題にもなった。
こうして日本でもその存在が知られるようになったチェ・ミンスは、2008年にはNHK総合テレビにも登場。
2008年4月から9月までNHK総合テレビで放映された韓流時代劇の大作『太四神記』で、ペ・ヨンジュン演じる主人公タムドクの敵役である火天会の長老を演じて強烈な存在感を放った。この2作品を通じて、チェ・ミンスの顔と名前を憶えている日本の人々も多いかもしれない。
その後もチェ・ミンスは『ロードナンバーワン』(2010年)、『シンイ-信義ー』(2012年)、『テバク~運命の瞬間~』(2016年)など、日本で人気の韓流ドラマに多数出演しているが、近年は交通マナーでトラブルを起こす印象が強い。
2008年には70代の高齢者と口論になり、暴行。事態の収拾をはかるために、国民の前で土下座して謝ったこともある。
最近も2018年9月17日、ソウルの汝矣島(ヨイド)のある道路で先を走っていた車両を追い抜いた後、急停車する“煽り運転”の疑いで在宅起訴され、懲役6カ月、執行猶予2年となっている。
それでも独特のオーラを放ち、今でも“韓国屈指のカリスマ俳優”と呼ばれるチェ・ミンス。最近では数少なかった“骨のある男”であることは間違いなさそうだ。
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