Kep1er元メンバーも所属する韓国の7人組ガールズグループMADEIN(メイディン)のメンバー、ガウン(19)がグループを脱退する。
MADEINの所属事務所143エンターテインメントは11月29日、公式SNSを通じてガウンの脱退を発表した。
「MADEINの今後の活動についてご案内する。MADEINのメンバー、ガウンは本日付でグループを脱退したことをお知らせする」とし、以下のように伝えている。
「ガウンは9月のデビュー以降、MADEINの活動のために多くの努力をしてきたが、個人的な事情が重なりグループ活動の遂行が難しい状況に至り、脱退を決めることになった」
「今後、MADEINはマシロ、ミユ、スヘ、イェソ、セリナ、ナゴミの6人体制で運営され、暫定的に保留していたすべての日程は正常に消化していく予定だ」
また、事務所は「最近報道されたセクハラ疑惑に対しては明白な事実無根であることをお伝えする。当社はその虚偽を明らかにする明確なさまざまな証拠も保有している」とし、「法的な問題が提起された際は誰よりも誠実に臨み、一点の疑惑も残さない計画であることをお伝えする」と強調した。
そして最後、「ファンの方々に重いお知らせを伝えることになり、申し訳ない気持ちだ。ガウンとMADEINに向けたファンの皆様の温かい応援と激励をお願いする」と締めくくった。
これに先立ち、ガウンは11月11日に一時的な活動休止を発表した。事務所は当時、ガウンが健康上の理由で病院を訪問した際に「十分な休息と安静が必要」と医療スタッフから所見を受けたとし、健康回復に努めるため一時的に活動を休止することになったと伝えていた。
ただこの際、ガウンの個人インスタグラムアカウントで所属事務所143エンターテインメントや、事務所設立者で統括プロデューサーのDigital Mastaのアカウントのフォローが外されていたことが発覚し、話題となっていた。ガウンのアカウントは現在、MADEINのほかのメンバー6人だけをフォローした状態となっている。
そんななか、今月22日に韓国で放送されたJTBCの報道番組『事件班長』(原題)で、新人ガールズグループのメンバー一人が所属事務所の代表から性的暴行に遭ったという情報提供が伝えられた。このグループがMADEINで、被害を受けたメンバーがガウンなのではないかという推測が出ていた。
これに対し、143エンターテインメントは23日に「放送(『事件班長』)で言及されたメンバーと代表の間には、いかなる性的暴行やその他の権力による性的接触もなく、報道内容は事実ではないことをお知らせする」とし、「報道された内容は、当該メンバーではない、他の人物たちが事実と異なる話を提供したものに基づいたものであり、改めてこの問題は事実無根であることを明確に表明する」と、疑惑を真っ向から否定していた。
なお、MADEINは今年9月3日に1st EP『RISE』でデビューしたガールズグループ。2022~2024年に活動した3人組ガールズグループ「LIMELIGHT(ライムライト)」を前身とし、同グループのメンバーであるミユ、スヘ、ガウンのほか、オーディション番組『Girls Planet 999:少女祭典』発のガールズグループ「Kep1er(ケプラー)」元メンバーのマシロとイェソ、そして“日プ”こと『PRODUCE 101 JAPAN THE GIRLS』に参加したセリナとナゴミによる7人組で構成された。
グループではミユ(伊藤美優)、マシロ(坂本舞白)、セリナ(斉藤芹菜)、ナゴミ(阿部和)と4人の日本人が在籍し、リーダーは1999年生まれで最年長のマシロが務めている。
今回、脱退が発表されたガウンは2005年11月8日生まれの19歳。グループではメインダンサーのポジションを務めていた。
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