結婚せず子どもが誕生した俳優チョン・ウソンとモデルのムン・ガビは、「夫婦」ではなく「共同養育者」になる見通しだ。
韓国では最近、極秘裏に出産したことを自ら発表したムン・ガビの息子の“実の父親”がチョン・ウソンであることがわかり、話題を集めている。
ムン・ガビは2020年以降から芸能活動を事実上中断していたなか、投稿が2年以上ストップしていた自身のインスタグラムを11月22日に突如更新。
子どもが自身の頬を触っている写真とともに、以下のような文章で“極秘出産”を告白した。
「これからは一人の子どもの母親として、もう少し平凡な幸せを享受しながら生きていくために勇気を出した」
「あまりにも突然訪れた知らせに準備が整っていなかった私は、妊娠の喜びや祝福を十分に楽しむことなく、家族の祝福の中で静かに妊娠期間のほとんどを過ごした。それを選んだ理由はただ一つ、産まれてくる子どものためだった。心の中で大切な何かを守るためには、隠さなければならないと思った」
「私の子どもに、過去に私が見た明るくて美しい世の中だけを見せたかったし、そのためには私が勇気を出さなければならないと思った」
投稿では結婚の可否や子どもの父親に対する言及が一切なかった。しかし24日、父親の存在が明らかになり、多くの人々を驚かせることになった。
同日、とあるメディアによると、ムン・ガビとチョン・ウソンは2022年にとある集まりを通じて初めて出会い、親しい関係となった。そして昨年6月、ムン・ガビがチョン・ウソンの子どもを妊娠した。
その後、チョン・ウソンは養育の責任を約束し、自ら胎名(胎児につけるニックネーム)を名付け、産後調理院(産後ケアセンター)を調べるなど愛情を示した。そしてムン・ガビは今年3月、健康な息子を出産したという。
ところが、別のメディアが報じた内容はまったく異なるニュアンスだった。子どもの養育や結婚などをめぐり、チョン・ウソンとムン・ガビの間に軋轢が生じたというのだ。同メディアはチョン・ウソンとムン・ガビが最近も出会い、子育てや結婚などの問題について対話をしたが、意見の差が縮まることはなかったという。
報道によると、チョン・ウソンとムン・ガビは過去に数回、個人的な出会いを持っており、付き合う関係性ではなかった。そんななか、ムン・ガビがチョン・ウソンに妊娠したことを伝えた。
ムン・ガビはチョン・ウソンと結婚し、子どものために家庭を築きたいと考えていた。だが、チョン・ウソンは養育費と出産関連の費用こそ支給したが、結婚はしないと伝えた。関係者は、このような軋轢によってムン・ガビがインスタグラムで出産を告白したと主張している。
チョン・ウソンの所属事務所アーティストカンパニーは24日、「ムン・ガビがSNSで公開した子どもはチョン・ウソンの実子である」とし、「子どもの育て方については最善の方向で話し合っている。父親として最後まで責任を持つつもりだ」と明かした。
だが、結婚問題によるムン・ガビとの軋轢の主張に対しては、特別な立場を伝えなかった。
これに対し、韓国のネット上では応援や非難、残念さ、憤怒などさまざまな反応が混在している。
ただ一つ明らかなことは、チョン・ウソンとムン・ガビの間に子どもが生まれ、2人は“未成年夫婦”ではないという事実だ。男女の間には、妊娠、出産、結婚問題において誰が正しいか、間違っているかを言うことができない敏感な問題が絡んでいる。
例えお互いの望みは違ったとしても、夫婦として歩まないことを選択し、決定した以上、共同養育者として成熟した2人の姿を期待するしかない。第三者の憶測や過度な“おせっかい”は自制する必要があるだろう。
(記事提供=OSEN)
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