『太陽を抱く月』などで知られる俳優ソン・ジェリムさんとバラエティ番組で仮想夫婦を務め、ドラマ作品で恋人同士を演じ、何度も“熱愛説”が浮上した女優キム・ソウンが最後の別れを告げた。
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ソン・ジェリムさんとキム・ソウンの縁は本当に不思議で、特別だ。
バラエティ番組やドラマ、熱愛説などで何度も取りざたされた2人は、同僚としてはもちろん、友人として長く親交を深めてきた。“仮想結婚”で多くの愛を受け、ともに人気を得て成長しただけにより特別だった。
だからこそ、特別な人を突然失う悲しみは大きかった。
キム・ソウンはソン・ジェリムの出棺が終わった11月14日、自身のインスタグラムを更新し、ソン・ジェリムさんとのツーショットを公開した。過去にドラマで共演した際に撮影したと見られる写真で、2人はお互いに顔を寄せ合いながら、カメラに向かってにこやかにほほ笑んでいた。
それとともに、キム・ソウンは「世の中のどんな言葉でも形容できないほどに胸がとても痛い。長い旅が寂しくなかったらいいな。さようなら…私の友達。また会いましょう」とし、「無事に送ってきました。私のことは心配しなくても大丈夫です」と綴った。ソン・ジェリムさんの悲報を受けて自身を心配するファンに安否を伝えたものだった。
キム・ソウンはソン・ジェリムさんと特別な縁があった。
2014年に放送されたMBCバラエティ番組『私たち結婚しました』ではソン・ジェリムさんと仮想夫婦を務め、同年のMBC「放送芸能大賞」でベストカップル賞を受賞した。あまりにも自然で、本当にお似合いのカップルだっただけに、一躍注目を集める存在となった。
その後、2016年にはSBSで放送されたドラマ『パーフェクトカップル ~恋は試行錯誤~』で、男女主人公として息を合わせた。仮想夫婦から今度はドラマ内で恋人関係となった2人は、『私たち結婚しました』当時と変わらぬ仲の良さで作品の人気を導いた。
バラエティ番組やドラマを問わず抜群の仲を見せるなど、まさにキム・ソウンとソン・ジェリムさんの相性は抜群だった。
仮想夫婦、そしてドラマ内の恋人同士としてあまりにも人気を集めたためか、2人は現実でも何度も熱愛説が浮上した。
実際、昨年にはともに東京に滞在中の写真を公開して熱愛説が浮上。さらにはSNSでバラの花の写真を公開し、“ラブスタグラム”疑惑も起きた。ただ、両者は「偶然の一致」という立場を示し、熱愛説を否認した。とはいえ、何度も熱愛説が浮上するほど、ソン・ジェリムさんとキム・ソウンのカップルを応援するファンも多かったと言える。
こうした特別な縁が10年間続いただけに、ソン・ジェリムさんの悲報が伝えられた直後には、多くのファンがキム・ソウンを心配するコメントを寄せていた。そんななか、キム・ソウンは特別で大切な縁を築いてきた長年の友人と最後の挨拶を交わしていた。
なお、ソン・ジェリムさんは11月12日にこの世を去った。39歳だった。主な出演作は2012年のドラマ『太陽を抱く月』で、若き王イ・フォン(演者キム・スヒョン)を守る寡黙な護衛役キム・ジェウン役を演じ、日本でも人気を博した。
キム・ソウンは1989年9月6日生まれの35歳。2005年に『姉妹の海』で子役としてデビューした後、ドラマでは『花より男子-Boys Over Flowers』『結婚できない男』『馬医』『夜を歩く士<ソンビ>』『恋愛は面倒くさいけど寂しいのはイヤ』『三姉弟が勇敢に』、映画では『少女怪談』『めまい』『愛していますか?』『流布者たち』に出演した。
(記事提供=OSEN)
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