歌手キム・ホジュンが一審で懲役2年6カ月を宣告された。
11月13日午前、ソウル中央地裁・刑事26単独では、特定犯罪加重処罰などに関する法律違反(危険運転致傷)などの疑い裁判にかけられたキム・ホジュンに対する公判が開かれ、懲役2年6カ月を言い渡した。
裁判所は「キム・ホジュンは客観的証拠であるCCTV(監視カメラ)映像によって、飲酒の影響でよろめいているのが明らかであるにもかかわらず、納得し難い言い訳で否認するなど犯行後の態度も不良だ」と指摘した。
キム・ホジュンは5月9日、ソウル江南区・狎鴎亭洞(カンナムグ・アプクジョンドン)の道路を飲酒状態で運転し、反対車線のタクシーに衝突して逃走した。事故後、キム・ホジュンはマネージャーを身代わりに自首させたが、その17時間後に警察に出頭して自身が運転したと認めた。そして事故から10日後に飲酒していたことを認めた。
以降、警察はキム・ホジュンに対し「特定犯罪加重処罰などに関する法律違反(危険運転致傷)」「道路交通法違反(事故後未措置)」「犯人逃避教唆容疑」の容疑を適用したが、拘束捜査以降、血中アルコール濃度が免許停止レベルの0.03%以上であると判断し、国立科学捜査研究院の血中アルコール濃度鑑定依頼の報告書などを検察に提出した。
ただ、検察は最高裁の判例を根拠に、ウィドマーク式算定法を用いた結果だけでは飲酒運転容疑の有罪を立証することが難しいと判断したことから、飲酒運転容疑は起訴しなかった。その後、キム・ホジュンは8月19日の2回目の公判で「公訴事実をすべて認める」と明かし、飲酒事故の被害者と合意した状態であることを伝えた。
その後の公判で検察は、「過失が重く、組織的に司法を妨害して国民的な公憤を起こした」として、懲役3年6カ月を求刑。またキム・ホジュンとともに起訴された所属事務所代表と本部長には懲役3年を、マネージャーには懲役1年を求刑していた。
当時、キム・ホジュンは最終陳述で疑惑を認めるとともに、「あの日の選択を後悔して反省する。同じ過ちは繰り返さない」と善処を訴えたりもした。
(記事提供=OSEN)
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