ファンが暴行される様子を傍観した疑惑で物議を醸した歌手のジェシー。警察胃からは無嫌疑処分を受けたが、大幅なイメージダウンは免れないようだ。
11月7日、韓国SBSの報道によると、警察はジェシーを取り調べた結果、脅迫や犯人隠匿・逃避の疑いに対して不送致の決定を下したという。
先立ってジェシーは、時事調査番組『事件班長』(原題)で、写真撮影をお願いしてきたファンが自身の同行者に暴行を受けていることを知りながらも、見てみぬふりをしてその場を離れたことが知らされ、多大な批判を受けた。
本件に関してジェシー側は、ファンに暴行を加えた男性が同行者だったことは間違いないが、ジェシー本人は当日知り合ったため詳しくは知らない人物だと“言い訳”したことで、論難が大きくなったりもした。
その後、ジェシー本人はSNSで「最近、知人と個人的に集まっていたところ、私のファンである被害者が写真をお願いしてきた。深夜だったため丁重に2度断りましたが、その瞬間、隣にいた、私がその日に初めて会った人から突然暴行を受けることがありました。経緯を問わず、私のファンの方がそのような不意の被害に遭ったことに対して非常に残念に思い、道義的な責任を感じる」と謝ったが、番組でジェシーが現場から足早に去る様子を収めた監視カメラ映像が公開されたあとだったため、世間の反応は非常に冷ややかだった。
以降、ジェシーは10月16日夜にソウル江南(カンナム)署へと出頭し、警察の取り調べを受けた。彼女は当時も「暴行した人を早く見つけてほしい。加害者は事件当日に初めて会った」と強調していた。
だが、謝罪では鎮火しないどころか、過去に同様の事件があったという暴露が飛び出す事態に。この過程でジェシーは、1カ月前に専属契約を交わしたばかりだった芸能事務所DODから抜けている。また、今回の事件をきっかけに悪質コメントに苦しめられているとし、SNSで苦情を訴えたこともある。
結局、ジェシーはSNSで「私は今回のことで被害に遭った被害者の方と、その家族の方々に謝罪の気持ちを伝えます。私のせいで発生した事件であるにもかかわらず、事件発生時から今この瞬間まで、私の誤った行動と態度、無対応で被害者の方を含む多くの方々を傷つけ、裏切りを感じさせ、怒らせました」と立場文を掲載した。
続いて、「数千回、数万回後悔しました。あの時に戻れたらとも思います。被害者の方と写真を撮っていたら、もっと積極的に被害者の方を保護していたら、その場ですぐに警察署に行っていたら、きちんとした謝罪をしていたら、被害者の方がここまで苦しまなかったでしょう。全てが私の責任」として、「遅くなりましたが、もう一度許しを請います。私が悪かったです」と改めて謝罪の意を伝えた。
このような過程を経て、警察からも嫌疑なしの“お墨付き”を得たジェシーだが、依然として許された雰囲気ではない。というのも、ジェシーは強そうな外見とは裏腹に、繊細な性格、義理堅い性格として愛されてきただけに、負のギャップによるイメージダウンは相当なものとなっている。
ジェシーは、ひっそりと表舞台から消えてしまうのか。今後の動向に注目が集まっている。
(記事提供=OSEN)
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